• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 能登上布で

    ワタクシゴトで恐縮ですが、先日、長男を出産致しました。退院の日は、着物でと決めていました。祖母が着ていた能登上布を、と。元は白だったものですが、汚れが目立つようになり、染め直しました。こうして、新しく再生できること、着物の愉しみでしょう。麻葉模様の半幅帯で、すっきりと。病院から自宅までのホンの短い時間でしたが、良いスタートを切る事ができました。

    jyohu

    この度の出産に際し、ご心配下さり、またお心遣いをいろいろに下さった皆さまに、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。ひとつひとつのお気持ちに、本当に感謝をしています。

    さて、昔の着物、大切な人の形見など、染め直したい、仕立て直したいという方、お気軽のご相談下さいませ。再生のお手伝い、喜んで致します。


  • 祇園祭

    今晩と明日は、氷見の祇園祭です。太鼓や笛の音が聞こえてきました。行き交う人の賑やかな声も。京加納の前は、ここ数年いつもベビーカステラの屋台が出ます。近くまでお越しの折には、絲穂の方にも立寄り下さいませ。見ているだけで心が弾むようなお洒落なゆかたを、いろいろ展示しております。

    板締め絞りの一種、雪花絞り。名の通り、雪の結晶のような絞り染め、デザインや色合いで様々な雰囲気が楽しめます。藤井絞の逸品。

    sekka

    どちらもブルーを基調にした、絞り染めの夏着尺。すっきりと、少し落ち着いた風情です。

    shibori


  • 上布の彩り

    ただ今店内、上布のいろいろを提案しています。文字通り「上等な布」を意味する上布、産地によって様々な特色がありますが、共通するのは繊細な麻ならではの着心地の軽やかさ、涼しさ。夏きものの醍醐味をお楽しみ下さいませ。

    jyohu


  • 優しい蜻蛉

    この季節になると、蜻蛉をモチーフにしたきものや帯がたくさん見られます。こちら、絽の名古屋帯です。女性らしい優しい雰囲気の中に、きっぱりとしたものも感じます。二階の展示場にてどうぞご覧くださいませ。

    katimusi

    蜻蛉は、一点を定めまっすぐに進むことから、古来より「勝ち虫」と呼ばれ、戦国武将たちは蜻蛉をあしらった甲冑を身につけて縁起をかついだそうです。夏の代表的な文様としてだけでなく、吉祥柄として年中愛されています。


  • あさがおの浴衣

    こちら、染家京加納のディスプレィです。もともとは、ここで祖母が呉服屋を始めました。絲穂は、今から30年前に展示会場として誕生しました。現在は絲穂だけの営業になっておりますが、京加納もウィンドーの中は時期に応じて変わります。中央町商店街、現在の明光義塾のおとなり。ちょうど、ハットリ君のモニュメントがあるポストの真ん前、潮風ギャラリーの並びです。近くまでお超しの折には、是非足を留めて下さいね。

    ただ今、江戸期の図案をそのまま再現した大胆なあさがおの浴衣を提案中。帯の名門、誉田屋源兵衛さんがつくりました。他では見られない、本格的な一反です。

    asagao

    祖母が生前、古代裂で作ったミニチュアの着物も、季節によって変わりますので、ご注目下さいね。

    kodaigire

    潮風ギャラリーを楽しんで、堀与さんでたくさんお買い物をされた後は、絲穂でどうぞ一休みなさって下さい。ゆったり時間を是非とも。


  • 純金綴織の袋帯

    ただ今店内には、純金綴れ織りの袋帯を提案中。段霞模様で、キラキラと上品な輝きを放ちます。春のお茶会、結婚式などフォーマルに最適です。地模様の美しい、ごく薄い鼠の無地と合わせて。名門、伊と幸の白生地ですので皺になりにくく着心地は抜群です。

    tuzure

    白地に赤の帯揚げも、どうぞ。パッと華やかになります。

    obijime aka


  • 春よ来いーたけのこと桜とー

    ただいま店内では、まさに春らしい装いを演出する帯を提案中です。紬地のたけのこの帯は、名門丹波屋で別注致しました。腹前の柄がもうひとつお洒落ですので、是非ご覧になってくださいね。

    takenoko

    こちらは、桜の花びらを押絵風にデザインした、いかにも美しく上品な一本です。縮緬の風合いも併せてお楽しみください。

    sakura