• カテゴリー別アーカイブ 商品のご紹介
  • 茶の葉染

    新成人の皆様、おめでとうございます。雪もなく天候に恵まれた、善き日になりました。

    さて店内は、久しぶりに茶の葉染の色無地をご覧いただいております。茶染は室町時代より高貴な染物として用いられた伝統的な技法です。こちらは、宇治茶を煮沸し成分を抽出し、草木染めの技法で仕上げました。優しく深い色をお楽しみ下さいませ。

    帯は鳥獣戯画(藤井絞)、横段染の帯揚げで少しインパクトをつけました。

    明日は営業致します。


  • 角崩しー浅黄ー

    本日より営業です。

    誉田屋源兵衛の新作、角崩しー浅黄ーをメインに皆さまをお迎えします。微細な立涌調の地模様に、角崩しのドットが細かく並びます。手仕事の重なりが、纏った時の奥行きになります。いかにも春らしい地色も魅力です。帯は白鷹織、グラデーションの表情をお楽しみ下さい。

    必須アイテム、観世の水色も染め上がりました。


  • 清々しく

    エントランスでは、麹塵染(きくじんぞめ)の色無地をご覧いただいております。植物色素の美しい部分だけを幾重にも染めることにより、光線や透かし加減で玉虫色に見える染めです。縮緬のしっかりとしたシボ、上品な光沢が何とも言えません。帯は七宝つなぎ。大きく七宝を配し、白場の多い美しいデザインです。青竹色の観世をポイントに、初春の清々しい装いとなりました。

    外は雪。とても寒いですが、春を予感して。


  • 秋田玩具

    早いもので師走。急に寒くなり、今年の冬は長そうです。

    エントランスには秋田の玩具を描き出した、塩瀬の帯を(染の百趣矢野)。寒い季節に、ほっこり温かみを感じます。着物は誉田屋源兵衛の利休霞。纏うと美しい光沢が漂います。

    無事にひと月を過ごせますように。


  • 新作帯揚げー和小物さくらー

    昼間は太陽が見えますが、朝はぐっと冷え込み秋の深まりを感じます。

    和小物さくらの新作、印象に残る帯揚げをご紹介します。無地の黄八丈と無地の織帯の組合せには、水色の配色がお洒落な市松模様の帯揚げを挿して。帯締めも市松模様。秋らしい表情が生まれます。

    こちらは、臈纈染の小紋に織楽浅野を合わせて。段暈しの帯揚げは、茶と紫のコンビネーションが美しいですね。ワクワクする一枚です。

    色遣い、柄の妙、小物ひとつでまるで印象が変わります。自分らしい装いを表現する、最も大切なアイテムです。


  • 絞りの帯揚げ

    台風一過、ようやく晴れ間が見えました。

    来月行われるランチ会に向け、お客様はそれぞれコーディネートをあれこれ楽しんでいらっしゃいます。秋色の装いに、赤のポイントはいかがでしょう。定番、絞りの白赤タイプです。

    蚊絣の大島に、絞りでお化粧道具を表したキュートな帯の組み合わせ。そこに帯揚げの赤が彩りを加えます。

    こちらはよろけ柄の小紋に、雪の結晶をイメージしたビロードの帯を合わせました。帯揚げの深みのある赤が、観世の房の臙脂と共鳴して。

    印象的な色を、上手に取り入れましょう。


  • 辻が花ー小野順子ー

    雨模様が続きましたが、ようやくお日様が顔を出しました。日差しが見えると、それだけで嬉しくなったりウキウキしたり、良い気分になります。

    さて秋の深まりを感じます。辻が花の帯はいかがでしょう(小野順子作)焦茶と紫をミックスさせたような、こっくりとしたベースに愛らしい兔が配されて。女性作家ならではの優しい雰囲気があります。小さい丸を絞りで表現した小紋にのせて(藤井絞)

    今夜は空を見上げてみましょう。きっと月がきれいです。


  • 月を待ちながら

    今日は、まさに秋の空気を感じます。少しピンとしたような、静けさがあります。

    さて、今年の中秋の名月は10月4日とのこと。3日が満月で、美しい月を長く楽しめるようですね。エントランスでは、お月見のコーディネートで皆さまをお迎えしております。腹前には猫ちゃんがいて、お太鼓部分にある月を見上げるようなデザインになっています。優しい引き染の小紋と共に、観世の茜を効かせました。帯締めは、紅葉の季節にも重宝しそうですね。

    お天気に恵まれますように。