メガネと羽織

昨日は、アクタ西宮で行われていた、関西学院大学、関西大学の落研メンバーによる落語会にふらりと立ち寄りました。その名も「風前の灯火寄席ー最後の悪ふざけー」(笑)。プロのお噺とはまた違う味わいがあり、実はひそかに学生落語のファンです。

いつも思うことがあります。明らかに寸歩が合っていない、明らかに上等ではない着物を(失礼!)着ているのに、どうして彼らはこんなにカッコイイのか。。。!どうして素敵なの!?ひとりひとりに、きちんと雰囲気があり素敵なのです。たとえ少しばかり噺が面白くなくても、素敵なのです。

昨日新たに発見したこと、それは、着物にメガネの取り合わせとは意外によかったということ。ふたりの学生さんのお噺を聞いたのですが、おふたりともメガネをかけて登場。ネタが始まると、メガネを外されました。プロの噺家さんが羽織を脱ぐのと同じような感じで。なるほど、カッコイイ!!メガネを取ってもカッコイイ!!噺家さんが羽織を脱ぐ瞬間、いつもワクワクします。着物の雰囲気がガラリと変わって、一度で二度楽しい瞬間。そんなワクワク時間をメガネでも演出できること、実感しました。こんな風に、小さいけれど大きな発見があるので、学生落語はやめられないのです。