季節事の、いろいろにオブジェを変えて楽しんでいます。夏の間は、こちらのガラスを。アンティークのもので、ブルーの部分を小さく残すのが、技法としてとても難しいそうです。今年は残暑が厳しいので、もうしばらくここに居てもらいましょう。
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誉一山荘 オーベルジュドゥミクニ
かつて料理旅館だった誉一山荘が、オーベルジュとして生まれ変わりました。三國清三シェフ監修のフランス料理が楽しめます。氷見の食材と、一流シェフの技のコラボレーションに興味津々です。誉一山荘からの美しい景色も、ご馳走ですよ。三國ファンとしては、今一番の関心事。早く行ってみたいですねぇ。
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白の半襟
さて、9月はお茶会やお稽古事の発表会が多いようです。
近ごろ、皆さまにお勧めしているのが、単衣用の半襟です。織り模様があるタイプで、揚流のような柔らかさです。一般的な白無地の半襟よりも、自分らしさを演出できますし、白無地と同じ扱いなので、小紋、色無地、訪問着、どんな装いにも合います。
いわゆる真っ白ではなく、微妙にクリームがかっていたり、ほんのりベージュピンクの色合いだったり、一枚ずつ個性がありますので、お顔映りによって選んでいただける「白」になっています。半襟の色は、実はとても重要です。お顔の表情だけでなく、着物と帯の表情も半襟の色によって随分と変わってきますから。
この秋は、襟元に注目してみてはいかがでしょう。
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よりよい「時」の刻みかた
お盆です。皆さま、お墓参りは済まされましたか?昨今、パワースポットなるものがブームですが、私にとってのパワースポットは、仏壇とお墓。心の中にある感謝、思い、相談事をすっかりクリアにできる大好きな場所です。今、この世に生きていることの不思議を感じます。
さて『婦人画報』9月号に薬師寺管主、山田法胤氏のお言葉が特集されています。ほんの一部ですが、ご紹介します。
「…仏壇や神棚は必要やと思います。それは「今」が「過去」のおかげで存在できるからです。今ある自分は、過去のご先祖さまのおかげだからです。感謝は心でするものですが、形をもたないとなかなか難しおすな。そこで、仏壇や神棚を家の中に設け、心をあらためられる場所をつくりだすことによって、感謝の気持ちを納めやすくするのです。」
今という時をどう刻み、どのように生き、どのように死ぬのか、あらためて考えさせられます。
全文を通して読まれると、とても心に響きますよ。是非、『婦人画報』をお手元に。