美しい青空が広がりました。
有職雛、今年も揃いました。
4月2日まで。どうぞご縁を結んで下さい。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
昨日はお客様と、みそ蔵カフェさんにて行われた懐石秘密箱に寄せていただきました。
まずは、柿のお菓子「実り」で一服をいただきます。
後、清傳さんより「かいせき」料理の歴史など、今まで知らなかった貴重なお話をいただきました。
今の懐石は、百花を盛るようになりましたが、千利久の頃は、削ぎ落とし最後に残ったものに百花をみる料理であったそうです。それは、目に見えないけれども確かにそこにある「清らかな」料理でした。重湯や粥に、少しの香の物、といったような。
昨日は清らかなお膳との出会いでした。
お粥が出来上がるまでの時間は、美味しいお酒と吸物、向付、八寸。
仕上がった重湯の、何と身体に沁みること。後のお粥は、おかわりの度にお米がしっかりと立ち、美味しく、これほどの御馳走はないと感じる程でした。
久しぶりに現実を忘れた、豊かな時間でした。
今日は美しい秋晴れとなりました。
雨ばかりのお盆が過ぎ、早くも秋がやって来ました。
コロナ渦でも制限なしの夏休みでした。
ワタクシゴトで恐縮ですが、三年ぶりに思い出の時計台まで行くことができました。少し成長した息子と共に。
時計台は、私にとってはいつまでも心の支えですが、息子にとってのそれは何になるのでしょうか。これからのお楽しみです。
今日から小学校は新学期です。自由研究は「絞りの工程」とし、様々な絞り方とたくさんの振袖を、息子と共に改めて目の当たりにしました。今は手元にありませんが、本疋田の振袖はやはり圧巻です。
秋晴れの日に。夏の思い出でした。
祖母が生きていれば、六月三日は誕生日でした。
藤田泉先生の中国茶会にご縁がありました。素晴らしい茶杯で中国の貴重な古樹茶をいただき(今回はプーアル茶と紅茶でした)、時間の経過によって変化する香りと風味に、ご縁の不思議を感じながら。
先生手作りのお茶請けとともに。草もちは、きっと祖母のお気に入りだろうとお仏壇のお土産に。
祖母、母、私と三人で愛用の首里花織りの帯を締めて。
お茶と、人と、空間と、様々な出会いが重なった善き日でありました。藤田先生のお茶会、帰りはいつも心が「行って良かったー!」と叫びます。