• 立巻絞り

    昨日は大変な雨のいち日でしたが、津幡よりお着物でご来店下さいました。

    立巻絞りの小紋(藤井絞)に、霞柄の帯を。

    帯締めは中村正作、薄墨ピンクです。

    さて今日は朝から晴れ上りました。中秋の名月が楽しみです。

    きもの 唐桟木綿

    帯  アップリケ「月」


  • おばあさまの

    成人式の前撮りを終えお越し下さいました。

    かつて、おばあさまのものであった振袖です。

    当時、うちの祖母が別注をかけ振袖で、非常にクラシカルであり、モダンです。

    帯はこちらです。

    令和の時代に、また新しく蘇りました。


  • 手紙

    私ごとで恐縮ですが、息子が小学6年生になりました。

    私が通った小学校に通っています。

    授業参観に行くと、玄関の受付に見覚えのある先生がいらっしゃいました。

    私が小学1年生の時に担任だった先生です。お声をかけると、私のことを覚えていて下さいました。

    当時先生は新卒で、大きな愛を持って接して下さいました。最後には、クラス全員に手紙を書いて下さいました。

    その事を思い出して、その時の手紙を読み返して、母となった今、私も手紙を書きました。

    これは、1学期の出来事。

    今日9月15日。2学期の授業参観でした。また受付には、先生が。なんとお返事をいただいたのです。

    思いがけず宝物が手に入ったようでした。

    教室からの風景、当時と変わらぬ風景を眺めながら、縁の不思議を感じていました。

    さて私にとって手紙とは、本当に宝物です。その人にしか書けない文章を、その人の字で書いてあり、その人にしか表現できないもので、唯一のものですから。デジタル化され、ペーパーレスの時代になっても、私は手書きの手紙を書き続けています。

    インスタグラムもありますが、あまり得意な発信方法ではありません。様々な情報を早くキャッチできますが、早すぎて、もう一度見たい、知りたい時に実体のない時があります。

    きっとどんな時代が来ても、私は紙が好きで、実体のある方を好むと思います。

    きっとどんな時代になっても、手紙は宝物のままです。


  • 夏の思い出

    長野のお客様です。

    立巻絞りの浴衣を毎年お召し下さいます。

    下駄のブルーの鼻緒も気に入って下さっています。

    お嬢様には、可愛らしいトンボ柄の浴衣を。ピンク地がとてもお似合いです。

    お幸せそうなご家族の、夏の思い出です。


  • 蝋たたきの

    秋の訪問着です。

    裾まわりにサラリと、もみじだけの訪問着です。もみじは刺繍です。

    絞りではありませんが、藤井絞の逸品です。得意とする蝋たたきが、地に散りばめられています。

    袋帯は、洛風林の市松。茶の濃淡で仕上げました。


  • 白露です。

    虫の声が賑やかになってきました。

    二塚長生作、萩の帯です。上品な地色に縹色が映えます。

    着物は、お単衣仕様の色無地です。リバーシブルになっており、お好きな方を表にできます。

    裏のお色が(こちらはピンク地です)八掛のように見えるのが素敵なんです。

    先日、半襟も絽から塩瀬に替えました。

    さて、何に袖を通そうか悩む初秋の到来です。

     

     


  • 立川志の麿寄せ

    秋晴れの日曜、大黒屋さんにて志の輔さんのお弟子さん、

    志の麿さんの寄せがありました。

    古典、新作どちらも安定感のあるお噺ぶりで、とても楽しめました。

    皆様、「てんしき」とは何かご存知ですか?この度初めて知りました。

    笑えるだけでなく言葉の勉強にもなります。

    さてご一緒したお客様は、能登上布のお着物に、雲取りの夏帯を。

    小物の黄色が効いています。

    最後は一緒に記念撮影を。またお目にかかりたいです。