久しぶりに金花糖を戴きました。
割ってしまいましたが、おナスの形です。一口ずつですが、本日ご来店の皆様と共に、楽しみたいと思います。
昨日は有職雛を出しました。是非ご覧になって下さいませ。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
晴天に恵まれた昨日、息子の卒園式がありました。去年は出番のなかった桜の帯をどうしても締めたくて、ここぞの時の江戸小紋に合わせました。和小物さくらの草木染の帯揚げを新調し、満たされた気分で節目を迎えることができました。さくらさんの帯揚げは、生地感と発色がとても良く、100種に及ぶそのグラデーションは、どれもやみつきになりそうです。是非、一度身につけてくださいませ、絶対にお勧めです。
涙いっぱい、笑顔いっぱいのいち日を、装いとともに記憶して。節目の日に、何かを新しくすることの嬉しさや喜びを改めて感じました。たとえ腰紐一本でも新しくすると、女性は幸せになれるものです。
さて次回は入学式。今年の桜は、様々な様相を帯びるでしょう。
和小物さくらの新作が入りました。大きな市松模様の帯揚げ、美しい挿し色になります。モダンなデザインの帯と、相性がピッタリです。
久しぶりに、誉田屋源兵衛の楼蘭織を出しました。白、銀、黒のグラデーションを誉田屋テイストでお楽しみ下さいませ。
さて、雪が溶けて日差しが出ると、様々な形で春の足音が聞こえてきます。長い間お顔を見なかったお客様が、ふとお見えになったり、ずっと連絡が途絶えていた人と、ちょっとしたきっかけでまた繋がったり。人とのご縁はどこで繋がっているか分からないと、近頃改めて感じます。自分とは直接関わりがなくとも、意外なところで関係してきたり、不思議ですね。この世には数え切れない程たくさんの人が存在しますが、関われるのはほんの一握りなのでしょう。その関係性の良し悪しに関わらず、ご縁は大切に受け入れたいものです。
ひどかった雪が嘘のように空気も空も、すっかり春です。
忘れられない表情のフクロウ。帯は、二塚長生作。帯揚げは和小物さくら、段ぼかし。地模様のあるごく薄いグレーの色無地に合わせました。
しっかりとした手描き東京友禅の小紋です。正倉院の図案をモダンに模した塩瀬と合わせて。
ブルーグレーの春迎え、いかがでしょう。