• 本疋田、愛し

    ずっとエントランスにディスプレイしております本疋田の帯は、数十年ぶりに仕上がって参りました。自前でも持っていますが、お茶会にどれだけ活躍したか分かりません。本疋田ならではの白場がキリリと並び、締めると上品で迫力があり、自信をもった装いができます。先日は、薩摩木綿と合わせて少しカジュアルにしました。

    今日は、これまた愛用している江戸小紋に合わせています。予報では雪でしたが、先ほどから日差しが出てきて、何だか柔らかいものを着たいなぁと。母と日替わりで「ほぼ毎日着物」を始めて、今まで持っていた着物一枚いち枚の着心地や魅力を、改めて感じています。帯もそれぞれに性質があり、締める時に「あぁそうだった!」と思い出すこともしばしば。今月はこの藤井絞の本疋田にハマり、よく締めました。着物を変えれば、自然に帯揚げ帯締めも変わり、いつも新しい装いになるものです。


  • お福さん

    昨日からお目見えしました、お福さん。

    どことなく先代を思わせる表情です。全員揃って皆様をお迎え致します。

    外はチラチラ雪ですが、サロンではスイートピーが愛らしく。

     


  • ヒゲ紬

    新年会のお帰りにお寄り下さいました。

    ヒゲ紬の訪問着には、富士山のようなお山、雲取など吉祥柄が臈纈で表現されています。ダイナミックで色遣いも面白い一枚です。雨模様でしたが、素敵な雨コートも活躍しました。

    来週もまた別の新年会とのこと、装いが楽しみです。


  • 花織

    祖母の帯を久しぶりに、母が締めました。花織です。

    花織も様々ですが、地色と柄の染色が美しくマッチした仕上がりです。着物は白大島、普段にサラリと着たいですね。


  • 絞り様々

    うっすらと雪化粧をしました。こんな日はいつも、アルゲリッチのシューマンを流します。

    エントランスにて。帯は、本疋田絞り(藤井絞)。小さな絞りの粒が市松に配された、古典的でどこかモダンな雰囲気です。刺繍も上品で、締めると存在感のある一本です。

    サロンでは、同じく藤井絞の小紋をご覧いただいております。こっくりとした紫は、いかにも藤井絞です。ムガシルクの洒落感のある袋帯と合わせてみました。


  • シャーベット

    今朝はうっすらと雪。氷の張るところも。

    もみじの枝に積もるのは、雪でなく氷のようなシャーベット。開店する10時には溶けてなくなってしまうので、朝早い時間だけの景色です。美しい!

    日差しが出てきました。今日は私の着初めです。

    藤井絞の本疋田の帯を出しました。


  • 白大島

    今日は、白大島を何十年ぶりに纏いました。クラシックな鶴の柄に、帯は市松の無地を合わせて。

    小物も白地でまとめました。

    店内には、華やかな臈纈染の付下げ小紋を。帯は勝山、正倉院文様をモダンに表現した万能タイプです。