• 栗山紅型

    先の日曜日には氷見の邦楽大会が行われ、お客様が日舞の部に出演されました。栗山紅型の小振袖に、唐織の袋帯で華やかに。重ね襟、帯締め帯揚げ、しごき、揃いの赤が効き、晴れやかな雰囲気でした。

    六花三番叟、とても美しい舞でした。次回の舞台も楽しみにしています。


  • 貝、並ぶ

    ワタクシゴトで恐縮ですが、息子は5歳になりました。昨年末は仲良しメンバーでクリスマス会をうちで催し、親子5組総勢13人でひとときを過ごしました。5歳ともなれば、子供は子供同士で遊び、母は母同士でママトークを繰り広げ、みんな成長したよね、私たち、ようやくゆっくり語れるようになったよね、と。

    年が明けてからは、東京からのお友達が(お父様のご実家が氷見)遊びに来てくれました。男同士ということもあり、近くの草むらまで狩りと称した冒険に出かけて行きました。長い時間の後、帰ってきたふたりの手には大きな貝が。草と溝と砂利しかないところで、どうやって見つけたのでしょう。いかにも大きな収穫をしたかのような、意気揚々としたふたりの表情が忘れられません。そう言えば自分も、光禅寺さんの砂利で長い長い間遊んだなぁと、あの頃のそうぞう(想像、創造)力を思い出しました。

    この冬休みは、子供たちがよく出入りし子供たちの声がたくさん響きました。長かった冬休み、どうなることかと思いましたが、取り巻くご縁、皆さまのお陰で何とか乗り切ることができました。今日から始業です。そろそろ私も、着物に袖を通したくなってきました。


  • 成人式へ

    お誂え下さった紋付で、これから成人式へ。キリリと素敵です。

    お天気に恵まれ、善き日となりました。行ってらっしゃい。

    明日9日は営業致します。皆さまのお越しをお待ちしております。


  • 麹塵染ー水浅葱ー

    お天気に恵まれ、割に暖かく、良いお正月でした。皆さまいかがお過ごしでしたか。

    さてサロンでは、麹塵染の色無地をご覧いただいております。平安時代には皇族にのみ許された染で、植物色素の美しい部分だけを取り出し、幾重にも重ねて染めた贅沢な染です。光の具合で色々な表情を見せるのが魅力、こちらは春らしく清らかな印象の無地です。帯は勝山織物。正倉院の文様をモダンに具しました。

    水浅葱の美しい色をお愉しみ下さいませ。


  • 新年に向けて

    エントランスでは、誉田屋源兵衛の袋帯と色無地を組み合わせ、初春の装いをご覧いただいております。

    左 美山織、柿渋染着尺と漆を織り込んだ「華更紗」

    右 毛万筋江戸小紋と古箔を織り込んだ「唐草」

    二階にはユリ、松、菊、千両など華やかに揃いました。

    今年も一年、皆さまとご縁がありましたことに感謝をし、明年も良縁を結んで参れますよう願います。無事に良き年をお迎になりますように。

     


  • 赤くあかく

    和小物さくらの新作が入りました。赤のエナメル台に、松葉模様をモチーフにした鼻緒をすげました。冴えるお草履です。

    店内には赤いスイートピーを。ヘレンドのカップも美しく。

    本日23日は営業しています。外は真冬の寒さですが、春を予感させる装いで皆さまをお待ちしております。