雪景色

朝からの雪がやむことなく降り続いています。木の枝には、つららがオブジェのように。

この雪景色を見るといつも広げたくなるのが、こちらの訪問着。手描き東京友禅の銀世界です。墨書きでただシンプルに風景が現されていますが、シンプルであるがゆえに、多様なストーリー性を感じます。

裾模様にただ一本引かれた、浅黄色の線が印象に残ります。

袋帯は譽田屋源兵衛のきらおり「光悦段紋」。古箔と螺鈿の組み合わせです。その名の通り、お太鼓の部分の螺鈿がきらきらと光ります。

今日はずっと雪かきとなりそうです。たまにひと休み、きれいなものを見て想像力を豊かにしたいものです。