久しぶりにフルーツサンドを作ります。1人前500円。テイクアウトも承ります。
実りの秋、美味しいフルーツと生クリームのコンビネーションをお楽しみ下さいませ。
☎0766−74−6218まで、どうぞ。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
雪輪散らし、新作のコートです。雪輪部分がビロードになっており、黒一色のデザインにメリハリが効いています。しなやかな着心地は、一度纏えば癖になります。なんと言ってもシルエットが美しい。襟はきものの形です。
上に羽織るとまた全体の趣きがガラリと変わるのが、きものの魅力ですね。
ようやく袷に袖を通しました。肌寒い雨の日は、無地の大島に気分が向きます。10年近く愛用しているこの大島は、とても柔らかい風合いで着やすく、また黒の色も着る度に深みが増すようで、とても気に入っています。帯での変化を楽しんでいます。今日は、紬地の格子の帯を合わせてインパクトのある装いに。
同じ紬の帯、色違いがこちら(左)。ピンクとグリーンの格子です。臈纈で幾何学を表現した着尺と合わせました。柄と柄の組み合わせも、この感じならモダンにまとまります。右は、印象的な深い緑の色無地です。縮緬のシボが何とも言えません。黒地の華やかな染帯とともに。お茶席もぴったりです。
サロンにてご覧下さいませ。きものは、深い緑地の江戸小紋(保科信作)ドットの連続で市松模様になっています。帯は、刺繍で菊を表現した、セミフォーマルシーンにぴったりの名古屋帯です。深緑と白の組み合わせに、同じ配色の市松模様の帯揚げでアクセントを。上品かつ華やかな装いに仕上がります。帯揚げや帯締めは、きものと帯の相性を決める大切なアイテムです。是非、専門店でご相談下さいませ。装う方の雰囲気にぴったりと合うものが、必ずあります。
お履物も装いの要です。帆布、皮、畳表、エクセーヌ等、台だけでも様々な種類があります。真綿を入れたタイプが当店の一推しです。足への当たりが良く、疲れにくいです。鼻緒と台の組み合わせも自由に選んでいただけますので、トータルのコーディネートをお楽しみ下さいませ。
二階の床の間です。この時期はいつも、息子のひとつ身を飾ります。矢、葵の葉など男の子の縁起柄をあしらった、藤井絞りの別注品です。色合いがとても気に入っています。
お宮参りや七五三に、四つ身の肩揚げ、房帯のご注文など、お子様のお着物に関するご相談をたくさんいただいております。節目の季節です。他で求められたお着物もメンテナンス致します(クリーニング、お直し等)
さて、朝のひとコマです。落ちた氷を重ねて、クリスタルの塔。3歳になると、何かを組み立ててつくることが楽しいようですね。格子の影と相まって、グレーの濃淡が仕上がりました。5歳になって、ひとつ身を纏う時にはどんなことに興味を持っているのでしょう。着物には、未来があります。
10月に入りましたが、単衣を着ています。こちらの江戸小紋には、10代の頃から袖を通しています。深い緑をさらに深くしているのは、橙色のドット。それらのドットはすべて、小さい市松模様になっています。まさに江戸小紋ならではの奥行き。
江戸小紋と言うと、茶道によく用いられますが、私が初めて纏ったのは、日本舞踊の舞台でした。「猿舞」「浦島」を舞いました。その時は金無地の袋帯を後見に結んで。今は、写真のような紬帯と合わせて普段に楽しんでいます。かっちりとしたフォーマル帯も、遊び心のある帯ものせてしまうのが、江戸小紋の懐の深さでもあります。この深緑の色は、初夏にはの新緑のイメージになり、秋にはこっくりとした印象にもなります。永く愛せる一枚、江戸小紋は是非お勧めです。