成人式に向けて。艶紅色の美しいお振袖に合わせて、簪の誂えをお手伝いしました。パールとグリーン系のルースはすべてお客様のもの。それぞれの石に、思い出がおありとのこと。そこに、茶色に光るコニャックダイヤをちりばめ、この世にひとつだけの簪が仕上がりました。金具はすべて18金。成人式が終わっても、ずっと愛用していただける、シンプルで上品なデザインです。節目の時の髪飾り、ご相談に応じます。
さて店内では、最後の西王母が艶やかに彩っております。今週も皆さまのお越しをお待ちしております。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
春の到来です。もみじの庭には、山鳥がやってきて、美しい声で鳴いています。とても寒く長い冬でしたので、日差しや春風が嬉しいですね。
店内エントランスでは、さくらの暖簾と、四葉のクローバーのタペストリーが皆さまをお出迎え致します。
今年は桜の開花が早いとのこと。楽しみですね。
肌寒い日もありますが、春は着実にそこに。小物で、新たな装いはいかがでしょう。
名物裂の地模様と、落ち着いた地色で年代を問わず愛用していただけます。名門、岡慶のバッグ。オーソドックスな形で、お稽古事にも最適です。
定番、網代をポイントにあしらったタイプもございます。モダンなデザインで、和洋どちらにも活躍します。
故 渡辺俊明氏の作品です。壷魚図。デビュー当初より数十年、数多くの作品にご縁がありましたが、とうとう最後の一作になりました。今もなお熱烈なファンがたくさん。近頃、当ギャラリーでは、俊明熱が再び。仏画や童子、原色遣いの力強い作風が多い中、こちらの壷魚図は、淡い雰囲気で少し趣きが違います。
こちらは「もどらず山」。俊明氏の魅力が存分に楽しめる物語です。温かみのある文字、挿絵、心がホッとする俊明語りです。
俊明ファンの方、是非ご連絡下さいませ。
phone: 0766-74-6218
mail: kimono.shiho@gmail.com
天才と呼ばれた友禅師、おだに武の色留袖です。ぼかしの地色が美しい、光琳水をモチーフにしたものです。
纏うと、柄の部分は下に入ってしまうデザインになっています。後ろの裾に、少し水と梅の模様が出るだけ。胸や背中には柄がありませんから、前から見ると色無地のように見えます。今から20年以上前の作品とは、考えられない斬新さですね。
力のある袋帯を締めて、色無地感覚でお召しいただいてはいかがでしょう。色留として、色無地として、纏う方の思いひとつで自在の、面白い着物です。お問い合わせは0766−74−6218まで、どうぞ。
越中飛騨の魅力を伝える、JTBの企画です。当店で、絶景カフェのロゴ入りタンブラーを買っていただき、中にコーヒーを入れて(コーヒーカップ2杯分)テイクアウト。そのまま車で10分、阿尾城趾まで。サイフォンで淹れたコーヒー片手に、氷見の風景を楽しんでもらう、その名も絶景カフェ。タンブラー500円とコーヒー代を合わせて1000円です。グリーンとブルーのロゴが目印です。もちろん、店内でゆっくりと召し上がっていただいても大歓迎。色とりどりのカップで、どうぞ。
何はともあれ、店内にお入り下さい。お運び、お待ちしております。
早いもので、2月も終わりです。いつまでも寒いので、春が本当に待ち遠しいですね。
今月は、氷見から遠く遠く離れた場所の方と新しいご縁がありました。フェイスブックを通しての出会いですが、縁とは様々なところにあり、予想もしないきっかけで繋がるものだと、しみじみ。またとある日は、ある撮影クルーの皆さんがコーヒータイムにいらっしゃいました。7年ぶりの来店でした。覚えていて下さるって、本当に嬉しいですね。縁が巡り、円となる感覚でしょうか。
祖母の代から縁があって在庫としてある反物にも、今の時代だからこそ活きる色、デザイン、加工のものがたくさんあります。その新鮮さに、縁の積み重なりがひしひしと感じられます。ひとつの所で提案を続けること、ひとつのことを継続することは、時に気が遠くなり大変な作業ですが、こうして様々な繋がりや重なりが見える形として現れた時には、こんなに面白くやり甲斐のある作業はないと思います。
さて来月は、33年前に京都から縁があってやって来た有職雛を出す予定です。是非、ご縁を結んで下さい。