今年も有職雛が揃いました。有職織物の人間国宝、故 喜多川平朗氏が、お人形のすべての衣装を手がけました。(京都、田中人形製)糸の繊細さ、染織の美しさを、間近で是非どうぞ。
お衣装だけでなく、お顔の美しさも印象的です。
生き生きとした表情をご堪能下さいね。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
天才と呼ばれた友禅師、おだに武の色留袖です。ぼかしの地色が美しい、光琳水をモチーフにしたものです。
纏うと、柄の部分は下に入ってしまうデザインになっています。後ろの裾に、少し水と梅の模様が出るだけ。胸や背中には柄がありませんから、前から見ると色無地のように見えます。今から20年以上前の作品とは、考えられない斬新さですね。
力のある袋帯を締めて、色無地感覚でお召しいただいてはいかがでしょう。色留として、色無地として、纏う方の思いひとつで自在の、面白い着物です。お問い合わせは0766−74−6218まで、どうぞ。
越中飛騨の魅力を伝える、JTBの企画です。当店で、絶景カフェのロゴ入りタンブラーを買っていただき、中にコーヒーを入れて(コーヒーカップ2杯分)テイクアウト。そのまま車で10分、阿尾城趾まで。サイフォンで淹れたコーヒー片手に、氷見の風景を楽しんでもらう、その名も絶景カフェ。タンブラー500円とコーヒー代を合わせて1000円です。グリーンとブルーのロゴが目印です。もちろん、店内でゆっくりと召し上がっていただいても大歓迎。色とりどりのカップで、どうぞ。
何はともあれ、店内にお入り下さい。お運び、お待ちしております。
早いもので、2月も終わりです。いつまでも寒いので、春が本当に待ち遠しいですね。
今月は、氷見から遠く遠く離れた場所の方と新しいご縁がありました。フェイスブックを通しての出会いですが、縁とは様々なところにあり、予想もしないきっかけで繋がるものだと、しみじみ。またとある日は、ある撮影クルーの皆さんがコーヒータイムにいらっしゃいました。7年ぶりの来店でした。覚えていて下さるって、本当に嬉しいですね。縁が巡り、円となる感覚でしょうか。
祖母の代から縁があって在庫としてある反物にも、今の時代だからこそ活きる色、デザイン、加工のものがたくさんあります。その新鮮さに、縁の積み重なりがひしひしと感じられます。ひとつの所で提案を続けること、ひとつのことを継続することは、時に気が遠くなり大変な作業ですが、こうして様々な繋がりや重なりが見える形として現れた時には、こんなに面白くやり甲斐のある作業はないと思います。
さて来月は、33年前に京都から縁があってやって来た有職雛を出す予定です。是非、ご縁を結んで下さい。