昨日の陽気から一転、今日は肌寒い日となりました。
こんな日は、ジャケットを楽しみたいものです。深い藍が印象的な一枚、いかがでしょう。風合いの良い綿素材です。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
先日、久しぶりに着物を着ました。育児の合間、ホンの数時間の気分転換です。この時期はいつも、東京友禅の桜の帯を締めています。着物は黒無地の大島か江戸小紋を。(写真は大島)ちょいちょい気分で着るので、「取り合わせる」というより「あり合わせる」といった感じです。この組み合わせは、春の定番で好きなメニュー。ワンパターンにならないように、帯締めと帯揚げはその日の気分で変えてみたり。合間にしか袖を通せない今は、時期の定番スタイルをさっと、です。
和の装いは、料理によく似ていて、初めはレシピ通りにきちんと材料を揃えて、計って進めるものですが、そのうちに足りないものがあっても、多少のズレがあっても調整できるようになります。自分に合った味付け、スパイスもレシピにないものを試してみたりして、自分のテイストを作りあげる。定番メニューができ、それも手元にあるもので、あり合わせでできるようになります。
きものは、たくさん持つより、数は少なくても好きなものを永く楽しむ人が増えました。着る機会がないという声も聞きますが、一方で、子供の卒園や入学など節目の機会にはきものが良い!という若いママ達の声もたくさんあります。春にはこの装い、ゆかたならばこの組み合わせと決めておいて、節目の度に袖を通せば、いつしかそれが定番メニューとなり、さらにあり合わせ気分で装える日がくるかもしれません。
好きな定番スタイルをゆっくり味わうこと、きものの本当の楽しみ方は、今の時代だからこそできるのではないでしょうか。合間にしか着られない今、感じている事です。
春の到来です。もみじの庭には、山鳥がやってきて、美しい声で鳴いています。とても寒く長い冬でしたので、日差しや春風が嬉しいですね。
店内エントランスでは、さくらの暖簾と、四葉のクローバーのタペストリーが皆さまをお出迎え致します。
今年は桜の開花が早いとのこと。楽しみですね。
肌寒い日もありますが、春は着実にそこに。小物で、新たな装いはいかがでしょう。
名物裂の地模様と、落ち着いた地色で年代を問わず愛用していただけます。名門、岡慶のバッグ。オーソドックスな形で、お稽古事にも最適です。
定番、網代をポイントにあしらったタイプもございます。モダンなデザインで、和洋どちらにも活躍します。
故 渡辺俊明氏の作品です。壷魚図。デビュー当初より数十年、数多くの作品にご縁がありましたが、とうとう最後の一作になりました。今もなお熱烈なファンがたくさん。近頃、当ギャラリーでは、俊明熱が再び。仏画や童子、原色遣いの力強い作風が多い中、こちらの壷魚図は、淡い雰囲気で少し趣きが違います。
こちらは「もどらず山」。俊明氏の魅力が存分に楽しめる物語です。温かみのある文字、挿絵、心がホッとする俊明語りです。
俊明ファンの方、是非ご連絡下さいませ。
phone: 0766-74-6218
mail: kimono.shiho@gmail.com
天才と呼ばれた友禅師、おだに武の色留袖です。ぼかしの地色が美しい、光琳水をモチーフにしたものです。
纏うと、柄の部分は下に入ってしまうデザインになっています。後ろの裾に、少し水と梅の模様が出るだけ。胸や背中には柄がありませんから、前から見ると色無地のように見えます。今から20年以上前の作品とは、考えられない斬新さですね。
力のある袋帯を締めて、色無地感覚でお召しいただいてはいかがでしょう。色留として、色無地として、纏う方の思いひとつで自在の、面白い着物です。お問い合わせは0766−74−6218まで、どうぞ。
越中飛騨の魅力を伝える、JTBの企画です。当店で、絶景カフェのロゴ入りタンブラーを買っていただき、中にコーヒーを入れて(コーヒーカップ2杯分)テイクアウト。そのまま車で10分、阿尾城趾まで。サイフォンで淹れたコーヒー片手に、氷見の風景を楽しんでもらう、その名も絶景カフェ。タンブラー500円とコーヒー代を合わせて1000円です。グリーンとブルーのロゴが目印です。もちろん、店内でゆっくりと召し上がっていただいても大歓迎。色とりどりのカップで、どうぞ。
何はともあれ、店内にお入り下さい。お運び、お待ちしております。