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黒の羽織コートが人気です
久しぶりに二階の様子を御覧に入れましょう。こちらの黒の羽織コート、近ごろの売れ筋です。背中と裾にビロードの市松模様があります。一枚仕立てです。シルエットの美しさは抜群、動くと体に自然とフィットし、着心地も抜群。ご法事の時にも着回しオッケー。別注ですので、ご注文を承ってからのお誂えになります。
ちなみに、着物は手描き友禅の上等な小紋。付け下げのような感覚でお召しいただきたい着物です。帯は織楽浅野。シルバーの無地。織り感だけで表情を出した、シンプルでお洒落な帯です。
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愛と嫌悪
最新号の婦人公論の表紙、オノヨーコさんを見て、思い出しました。以前、『ミセス』のインタビューにあったヨーコさんのエピソードです。
同じ木を3本、ひとつは愛の言葉をかけ、ひとつには嫌悪の言葉を投げ、もうひとつには関心を払わずに育てたそうです。
結果、どうなったかというと、愛の言葉をかけられた木と、嫌悪の言葉を投げられた木は同じくらい大きく成長し、関心を払われなかった木は、成長しなかったそうです。
夫であったジョン・レノン氏は、世界中から愛されたと同時に、激しく嫌われもしました。けれど、嫌悪も成長のための糧としたならば、嫌ってくれた人にも「bless you」の言葉をかけるのだというエピソード。
深い愛と嫌悪のおはなし、深く心に残りました。
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偶然の産物──数十年前のイス──
先日、13人のお客様がお見えになりました。カウンターとテーブルだけでは席が足りず、急遽、引っ張り出してきたのが、こちらのイス。数十年前のイスで す。お客様が帰られた後よくよく見てみると、この一角にピッタリきている感じがして、片付けるのをやめました。数日間は、このままです。きっと。
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二十四節気ときもの
きものジャーナリストの中谷比佐子さんの著書に、『二十四節気ときもの』があります。40年間を着物で生活し続けた中谷さんの衣替え術を紹介したものです。一般的には、6月と9月が単衣の時期、7、8月が薄物、それ以外は袷の季節と言われておりますが、着物で365日を過ごすと、そのやり方ではしっくり こないとのこと。
そこで参考にすべきは、立春から大寒までの二十四節気。例えば、5月5日頃の立夏を目処に単衣の着物を着ると、体に無理がないそうです。同時に襦袢や下着も涼しい素材に変えると、絹の心地よさがうまく伝わってくると書かれています。11月8日頃の立冬で、ようやく全国的に袷に切り替わる感覚。読み進めると、いろいろと共感すること、参考になることがたくさんあります。
二十四節気それぞれの意味と、その時期のうまい着こなしが提案されており、コーディネートに迷った時の参考にお勧めです。中谷さんご自身の365日の着こなしページもあり、読み応え抜群の一冊、楽しいですよ。
ちなみに、今日は大寒です。モノトーンの世界から、春の兆しを意識した、例えば沈丁花のイメージでピンク色をコーディネートに取り入れてはいかがでしょう?と、中谷さんの提案です。
春が待ち遠しいですね。
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日射しに春を待ちわびて
雪の峠も越え日射しが差し込むと、春らしい明るい色を美しく感じます。ただ今店内、こちらの二点をディスプレィして皆様をお待ち申し上げております。
着物はどっと柄の無地、織物です。帯は織楽浅野。白と青が上品に織り出されています。シンプルですっきりした組合わせですね(織楽浅野については、こちらとこちらをどうぞ)。
ボカシの無地的小紋に、ふきのとうの帯を合わせて。帯で季節感を表現するのは、和装の醍醐味ですね。
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センター入試
今日は、大学センター試験の日です。
富山では雪の影響もあり、まず会場に到着するまでの交通網なども、気がかりですね。
ずいぶんと前のことになりますが、まだ暗い中、朝早くから電車とバスを乗り継いで富山大学に向かったことを、今でも覚えています。試験前の緊張感は独特で、心にしっかりと焼き付いています。
できるだけの努力をした後は、度胸しかありません。センターは、本命大学の試験に備えた度胸試しの場として、緊張しながらも伸び伸びと受けました。
いやはや、懐かしい。その時の、伸び伸びした感覚が、その後の試験にうまく活きました。自分のモチベーションやテンションを、いかにうまくキープできるかが、合格への鍵だと思います。
受験までは、点数、番数、何かと数字で決め付けられてしまい、一喜一憂の毎日でしょうけれど、人と較べることなく、自分らしさ、自分のペースを大切に、受験生の皆さん、頑張ってくださいね。