• おせち料理

    今年も残り数日となりました。おせち料理の準備はお済みですか?

    毎年わが家のおせちは、お隣の割烹しげはまさんにお願いしています。うちのお客様の分も一緒に。大晦日ともなると、きれいにお料理が詰められたお重がたくさん絲穂に届けられ、一気に店内がお正月気分になります。

    というわけで31日大晦日も絲穂は、お重を取りにいらっしゃるお客様や、ご丁寧に年末のご挨拶に見えるお客様などで、夕方まで慌ただしい時間が流れます。今年最後のお客様がお帰りになると、無事に一年を終えることができたという安堵感、心地よい疲労感に包まれます。私にとっておせちのお重には、見えない形ではありますが、このほっとした気分も一緒に重ねられているような気がしてなりません。


  • お金はお足と言いますが

    祖母や両親からよく言い聞かされてきたことです。「お金には足がついていて、好きじゃない人の元からは、すぐに逃げて行くんだよ。だからお足と言うんだよ。」

    殊に祖母は、本当によくお足の話を聞かせてくれました。どうすれば、お足に好いてもらえるのか。自分でしようと決めた買い物には、きちんと支払うこと。今まで手元にいてくれてありがとうという感謝を込めて、きっぱき、すっきり、モノと交換する。そうすれば、必ずまたお足は、自分のところに戻ってきてくれる。お札の顔はきちんと揃える。しわくちゃのお札はアイロンで伸ばすなど。

    出し惜しみすれば来てくれず、貯め過ぎては反動でとっとと逃げて行ってしまうという、なかなかお付き合いの難しいお足さんですから、好かれることは、もひとつ難しいことでしょう。お金の使い方、使い道に悩み多きこのご時世、節約や安売りの文字を見る度に、祖母のお足談を思い出します。難しいことでしょうけれど、とりあえずは、お足に好かれることを考えてみる方が賢明かもしれません。


  • 着物も帯も臈纈染め

    ただ今、店内のディスプレィでは臈纈染めの競演を見ることができます。

    着物は小紋ですが、無地感覚で着こなして下さい。

    幾何学模様の名古屋帯と合わせれば、パーティーやお食事会、観劇など様々なシーンに活躍します。蝋独特の柔らかい雰囲気が、幾何学模様をとても美しく面白みのあるものに仕上げています。

    臈纈染めは、女性を女性らしく見せてくれる、お役立ちアイテムでもあると思っています。

    20091221


  • 『和樂』1月号

    雑誌『和樂』1月号の人気連載ページに、森田空美さんの着物コーディネートがあります。1月号では、初釜やパーティー向けの正装が紹介されているのです が、とても素敵な提案ばかりです。必ずしも袋帯を締めることばかりがフォーマルではないこと、織りの着物や帯は、必ずしも染めのものより格下ではないこ と、まさに現代のライフスタイルに合ったフォーマル、必見です!着物と帯のコーディネートは、染めや織りに拘るのではなく、柄や色の組合わせで格を決め、 読み解くものというくだり、まさにその通り!ですね。柄や色にはきちんと意味がありますから、それを知った上で装うことがとても大切です。

    森田さんは、江戸小紋の着回しをよく提案されており、当店でもそれを参考に、よく店内のコーディネートをしております。

    『和樂』1月号、読んでみて下さいね。


  • 帰ってきたホリエパーラー

    商店街にホリエパーラーさんが帰ってきました。もともと商店街にあったホリエさん、一度郊外に出店された後、今年再びカムバックされました。明るく清潔感のある雰囲気です。

    ボリュームのある定食、ラーメン、パフェ、いろいろ揃っているようです。家族連れ、高校生の集団、カップル、これまたいろいろな層のお客様がい らっしゃいます。中が見えそうで見えない感じになっていて、それがとてもとても気になるのです。しかも、パーラーという響き、グッときませんか?!!

    私も近々、行ってみます。