• ガーゼいろいろ

    マスク作りに、お求めになる方が多くなってきました。

    ガーゼ、手ぬぐいサイズ、ハンカチサイズ(1枚で3枚のマスクが作れます)、バスタオルサイズがございます。

    柄もいろいろ、両面で柄の違うタイプもございます。

    お気軽にお尋ねくださいませ。


  • 見上げる

    雨の多い4月です。

    見上げると、いつの間にか大きく葉を広げたもみじがありました。雨粒に濡れ、美しく。毎年同じ事を書いています。他に表現の仕方が見当たりません。美しくて。

    まだ少し肌寒いですが、店内はお単衣へと徐々に。

    無地のお召しに、更紗模様の帯を。水色のワントーンに、帯締めで効かせます(渡敬)。

     


  • 絹雲織

    そろそろ、お単衣を想います。

    言葉ではうまく表現できません。程よい光沢、糸の様子が際立つ、絹雲織の無地です。(勝山さと子作)京印伝をあしらい、勝虫を配した帯(誉田屋源兵衛)と共に。

    雪輪を地模様に、ほんのりピンク色の無地に、金の無地ですが表情豊かな帯を(桝屋高尾)合わせて。雪花絞りの帯揚げを(藤井絞)ポイントに。

    お出かけはできませんが、あれこれ妄想したい毎日です。


  • 朝のリレー

    桜は散りましたが、もみじの葉は次々と開き、春真っ盛りであることを自然は教えてくれます。

    心の晴れない毎日でも、朝がやってくることの有り難さを感じながら、心が折れないように、折れても何とか立ち直れるよう、でも無理しないように。

    清しい朝を連想させる、東京友禅の着物を広げてみました。

    谷川俊太郎さんの「朝のリレー」と共に。

    朝のリレー

    カムチャッカの若者が

    きりんの夢を見ているとき

    メキシコの娘は

    朝もやの中でバスを待っている

    ニューヨークの少女が

    ほほえみながら寝返りをうつとき

    ローマの少年は

    柱頭を染める朝陽にウインクする

    この地球では

    いつもどこかで朝がはじまっている

     

    ぼくらは朝をリレーするのだ

    経度から経度へと

    そうしていわば交替で地球を守る

    眠る前のひととき耳をすますと

    どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる

    それはあなたの送った朝を

    誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

     


  • 入学式へ

    晴天に恵まれた7日、小学校の入学式が行われました。

    同級生が二人同時に、晴れの日を迎えました。

    お嫁入りの時に誂えてくれた訪問着を、久しぶりに見ることができました。

    こちら、霞模様だけのシンプルな訪問着です(染の百趣矢野)

    黒地の帯でキリリと。お草履にも注目です。

    こちらは、古典柄を控えめに配した訪問着です。帯も、笹蔓や藤など古典柄を織り出して。是非、永く愛して下さい。

    コロナ渦のさなか、心を救われるような嬉しい報告でした。

    おめでとうございました。


  • ゴールドを効かせて

    今日から四月です。

    様々な集まりがなくなり、トキメキの少ない春ですが、心が折れないよう、美しいものの力を借りたいと思います。

    エントランスには、さくらの新作お草履を。前ツボの水色と、鼻緒のゴールドが装いにパンチを与えます。

    二階、有職雛は4日までです。お客様皆さまから、華やかなお心遣いを頂き、こちらは春爛漫です。

    個人的にお気に入り、男前の右大臣を眺められるのも、あと数日です。