• 謹賀新年

    明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

    床の間は、日の出と扇、古銅の鈴。

    店内は新年迎えの暖簾を。扇面と宝尽し。

    十二支を描いた暖簾、魅力的な赤です。

    営業は4日からです。皆さまにお会いできますこと、楽しみにしております。


  • 赤を効かせて

    久しぶりにお日様が顔を出しました。

    店内は新年に向け、フォーマルの装いを多くしています。疋田絞りの訪問着(藤井絞)に、七宝つなぎの袋帯を組み合わせました。シンプルで存在感のある装いです。赤のお草履を効き色に。

    小物のスパイスも楽しみたいものです。


  • 雪景色

    昨日降り続いた雪で、朝はすっかり雪景色。枝に積もる雪の風情に、しばしうっとり。

    いつもこんな日は、アルゲリッチのシューマンを流しています。しんとした空気とよく合います。


  • 清々しく

    エントランスでは、麹塵染(きくじんぞめ)の色無地をご覧いただいております。植物色素の美しい部分だけを幾重にも染めることにより、光線や透かし加減で玉虫色に見える染めです。縮緬のしっかりとしたシボ、上品な光沢が何とも言えません。帯は七宝つなぎ。大きく七宝を配し、白場の多い美しいデザインです。青竹色の観世をポイントに、初春の清々しい装いとなりました。

    外は雪。とても寒いですが、春を予感して。


  • 福りんご

    お歳暮の時期です。皆様のお手元にも、日々贈り物が届いているのではないでしょうか。さて今年は、ニャンとも可愛らしい福りんごが届きました。招き猫が描かれたりんご、開封して幸せの予感がいっぱいです。

    さて先月のことですが、山鳥がやってきて止まりました。もみじの葉との色合いがとても綺麗で、一瞬の出会いをパシャリ。

    さて今日は、どんな幸せの瞬間がありますでしょうか。


  • ランチ会2

    朝起きると、うっすら雪化粧。本当に寒くなりました。

    さて先月の終わりに、オーベルジュで行われた2回目のランチ会の様子です。

    赤い花が印象的な紬に、赤系の無地の帯ですっきりと(左端の方)。観世のグレーが素敵です。正倉院文様を横段に配した、格調のある小紋を二部式に仕立てて(椅子の方)冬のランチ会にぴったりです。

    この度、初おろしでした。士乎路紬に、吉祥文が市松で表現されたの帯(丹波屋)を合わせて。シックなトーンに少し華やかさもあります。(右から2番目の方)。花織の小紋に松尾鏡子作の無地感の帯を(右端)帯揚げの無地を効かせました。

    ロビーにて、それぞれのバッグが並びます。さて、どのバッグがどの方のものでしょう。

    12月のデザートは、クリームチーズとホワイトチョコ、イチゴのコラボレーションでした。あっさりと絶品です。

     


  • 秋田玩具

    早いもので師走。急に寒くなり、今年の冬は長そうです。

    エントランスには秋田の玩具を描き出した、塩瀬の帯を(染の百趣矢野)。寒い季節に、ほっこり温かみを感じます。着物は誉田屋源兵衛の利休霞。纏うと美しい光沢が漂います。

    無事にひと月を過ごせますように。


  • 地紋おこし

    晴天に恵まれた昨日、息子さんの七五三の節目を迎えられたご家族です。お母様のお着物は、千切屋治兵衛の地文おこし。正倉院の文様を地模様に、肩や裾の部分に刺繍が施された付下げになっています。帯は織楽浅野のインド花文。糸の質感、地の表情を生かしたとても素敵な装いです。帯締めの市松が効いています。

    コートは刺し子を施した、少し可愛らしさもある一枚です。

    今月は皆さまから、たくさんお慶びのお声をいただき、本当に嬉しいひと月でした。


  • お姫様になりました

    先日、七五三の節目を迎えられた、はなちゃんです。手描き友禅のお着物に、淡いピンクの被布がぴったりとマッチして。

    開口一番「私、お姫様になったの!」とのことでした。

    お履物、巾着の赤が更に愛らしく。

    白地に刺繍の半襟が何より装いのキメとなったようで、少しの加減ですが大切なポイントです。

    お正月のお着物も楽しみですね。