• 七五三の節目を迎えられて

    七五三の季節となりました。あちこちでお着物姿の親子さんをお見かけし、嬉しい気持ちになるものです。

    富山に嫁がれたお客様、二児のお母様になられこの度長女様の七五三の日を迎えられました。藤井絞の訪問着に誉田屋源兵衛の唐織の帯を合わせて。クラシックで非常に存在感のある組合せです。

    お嬢様は、可愛らしい赤のお着物に鶸色の被布が映えて。今度はいつお着物着るの?と聞かれるそうです。

    こうしてご家族の節目に、お誂えいただいたお着物が活躍し思い出に残りますこと、本当に幸せです。

    今月は当店でもランチ会を企画しておりますし、皆様の心に残るひと月になればと思います。纏う時間を楽しみたいです。


  • おさんぽハロゥイン

    昨日おさんぽハロウィンが行われ、雨の降る中ハロウィンの仮装をした子供達50人が、中央町の商店街をお菓子をもらって歩きました。

    京加納もお出迎えに仕様に。

    中にも振袖を。かつて祖母が現役だった頃、この場所でこんな風に着物が飾られていて、ここの椅子にお客様が座って、たくさんお喋りをして長い時間を過ごされていたなと思い出していました。

    昨年は仮装で参加したこの企画ですが、今回は息子が店でお菓子を渡す役になりました。店で待っていると、知っている顔ぶれにたくさん出会い、「この店の人だったんだね!」と。確かにここで出会ったのは初めて!ということで、新たな出会いにもなりました。ご縁の広がりや重なりを感じたひとときでした。

    さて本日、絲穂では今冬初の西王母がお目見えしました。嬉しいご縁です。


  • 新作帯揚げー和小物さくらー

    昼間は太陽が見えますが、朝はぐっと冷え込み秋の深まりを感じます。

    和小物さくらの新作、印象に残る帯揚げをご紹介します。無地の黄八丈と無地の織帯の組合せには、水色の配色がお洒落な市松模様の帯揚げを挿して。帯締めも市松模様。秋らしい表情が生まれます。

    こちらは、臈纈染の小紋に織楽浅野を合わせて。段暈しの帯揚げは、茶と紫のコンビネーションが美しいですね。ワクワクする一枚です。

    色遣い、柄の妙、小物ひとつでまるで印象が変わります。自分らしい装いを表現する、最も大切なアイテムです。


  • 絞りの帯揚げ

    台風一過、ようやく晴れ間が見えました。

    来月行われるランチ会に向け、お客様はそれぞれコーディネートをあれこれ楽しんでいらっしゃいます。秋色の装いに、赤のポイントはいかがでしょう。定番、絞りの白赤タイプです。

    蚊絣の大島に、絞りでお化粧道具を表したキュートな帯の組み合わせ。そこに帯揚げの赤が彩りを加えます。

    こちらはよろけ柄の小紋に、雪の結晶をイメージしたビロードの帯を合わせました。帯揚げの深みのある赤が、観世の房の臙脂と共鳴して。

    印象的な色を、上手に取り入れましょう。


  • 櫛織無地ー誉田屋源兵衛ー

    真夏日となった一昨日、まなさんが薄物の小紋をお召しになってご来店下さいました。着物は絽の小紋で、薄いグレー地に黄色やピンクなどが虹のように散りばめられています。帯は誉田屋源兵衛の櫛織。孔雀石の色で糸を染めた、無地感です。

    自作の髪飾り、帯留め、バッグもぴったり調和しています。

    素敵なひととき、ありがとうございました。


  • 秋もよう

    4日の晩は、まあるいお月様がきれいでしたね。くっきりと見えました。月は不思議で、パワーをもらえます。

    さて朝晩の冷え込みで、もみじもちょっぴり秋もようです。今年は、庭を全部真っ赤な葉っぱで埋め尽くそうかなと思案中です。美しく紅葉してね。

    さて明日からの連休は8日(日)だけお休みです。お出かけをお待ちしております。


  • 辻が花ー小野順子ー

    雨模様が続きましたが、ようやくお日様が顔を出しました。日差しが見えると、それだけで嬉しくなったりウキウキしたり、良い気分になります。

    さて秋の深まりを感じます。辻が花の帯はいかがでしょう(小野順子作)焦茶と紫をミックスさせたような、こっくりとしたベースに愛らしい兔が配されて。女性作家ならではの優しい雰囲気があります。小さい丸を絞りで表現した小紋にのせて(藤井絞)

    今夜は空を見上げてみましょう。きっと月がきれいです。


  • 黄八丈

    爽やかな秋晴れになりました。10月は過ごしやすく良い季節です。

    エントランスでは、黄八丈をお楽しみ下さい。濃紺の無地で、光沢の具合で地模様に表情が生まれます。帯は誉田屋源兵衛の九寸。生成りの無地感で、フォーマルにもカジュアルにも活躍します。観世の新色がいろいろと入りした。こちらは、黒に近い茶。房の緑と共に、秋に映える美しい色合いでございます。

    秋の装い、思い切り楽しみたいですね。


  • 月を待ちながら

    今日は、まさに秋の空気を感じます。少しピンとしたような、静けさがあります。

    さて、今年の中秋の名月は10月4日とのこと。3日が満月で、美しい月を長く楽しめるようですね。エントランスでは、お月見のコーディネートで皆さまをお迎えしております。腹前には猫ちゃんがいて、お太鼓部分にある月を見上げるようなデザインになっています。優しい引き染の小紋と共に、観世の茜を効かせました。帯締めは、紅葉の季節にも重宝しそうですね。

    お天気に恵まれますように。


  • 手作りの秋ー海浜植物園にてー

    心配された台風も無事に去り、日差しが出てきました。この連休は、氷見の海浜植物園にて「手作り」を親子で楽しみました。

    まずは、フラワーゼリー。透明なゼリーの中に、色を付けたゼリーを注入して行きます。先を尖らせたストローを使い、花びらが開いた感じになるように、少しずつストローをズラしながら‥。ストローを刺す私、注入する息子、6歳になり初めて親子共同作業が成立しました(笑)お味も美味しく、勿体な〜いと言いながら完食致しました。

    また別の日は、ポプリエッグ。ポプリを入れた卵の殻に布を貼り付け、シールやリボンで飾ります。仕上げに入ると、完成像で親子で少し揉めましたが(笑)妥協点を見つけ、ハロウィン仕様になりました。次回のごま豆腐作りも気になるところです。

    植物園にはこうしたイベントがなくても、時々フラリと訪れます。パイナップルの木やミッキーマウスの木や、コーヒーの木、常時ある植物に加え、顔ぶれが変わっている時があり、意外な発見があります。入場券の裏側が、総湯の割引券になっているのもポイントです。氷見の皆さまも、時には是非氷見を楽しみましょう。