• 芭蕉布

    残暑のランチ会、母は芭蕉布(平良敏子作)の着物にミンサ織を合わせました。沖縄の織物は独特で、その土地の植物ならではの色に魅せられます。平良さんの作品は、年月を経て更にその価値が分かります。ずっと大切にしたいですね。

    私は小袖屋さんオリジナルの絽織の小紋に、単衣の帯を合わせて。月の季節なので、丸のイメージで。着物は盛夏は勿論、春単衣にも秋単衣にも向き、無地感の着こなしもできる優れものです。実はうっすらとある、引き染の柄がポイントです。


  • 残暑のランチ ボーノ・ペッシェにて

    秋晴れの空に恵まれた昨日、ボーノ・ペッシェにて残暑のランチ会が催されました。皆さま、薄物とお単衣地をうまくミックスさせ、秋のひと日を満喫されました。小千谷、ミンサ、綿ローン、絽縮緬、様々です。

    ひと品ずつ丁寧に作られた前菜から、食べ応え十分。自家製、豆乳のドレッシングやローストビーフは絶品です。お野菜の旨味とパスタがうまく調和したメインは言うまでもなく、デザートのアイスクリームも程よい甘さで美味しかったです。全員が注文したタロッコオレンジのジュースは、コクのある酸味で大人気。是非、お試し下さいませ。

    さて準備の様子。着せ合いをしながら、ドレスアップして行くこの時間がワクワク楽しいものです。

    半幅帯も女らしく少しゴージャスに。プロの美容師さんにかかれば、素敵な後姿に変身です。

    さて次回は、どこに行きましょうか。


  • 良き友

    秋晴れの土曜、神戸から学生時代の友人が訪れてくれました。初めて氷見に来てくれた時は19歳。20年ぶりの氷見となりました。当時も行った松葉さんでお寿司を堪能し、当時はなかった番屋街でじっくりお土産を選び(時々行くと、お店も品揃えもちょっぴり変わっていて、たまには行ってみるものですね)ちょうどやって来た遊覧船に乗り、氷見を満喫しました。

    お酒が大好きな彼女が選んだお土産は、ほとんどが酒の肴でしたが、果たしてどこの何が一番お気に入りだったのでしょうか。好評だったものは、今度買ってみなければ!知らない氷見がたくさんあります。

    何年ぶりに会っても変わらない友人がいるって、とても素敵なことだと改めて感じました。今振り返ると、学生時代は一番の宝物だったように思います。勉強も大変だったけど、ショップ巡りをして、美味しいスイーツやパスタもいっぱい食べて、ゲラゲラ笑って、うまく行かないことがあれば一緒に泣いて、そんな経験ができるのはきっとあの4年間だけなんでしょうね。

    今回は息子も連れての行動でしたが、意外にも彼女を案内してくれたり(番屋、大好きです)あまりわがままも言わなかったので、少しは成長したんだなと。つまりは私たちが歳を取ったということなんですけど。


  • 丹波布

    草木の色合いが美しく、優しい風合いの丹波布の帯です。刈安の黄を基調に緑系、白系、それぞれの色が程よく主張し、調和しています。無地のお着物に、さりげなく大きな印象を与えます。

    誉田屋源兵衛の新作、七宝小花紋(アイスブルー)です。着尺は引き染めの小紋。程よい横段の暈しが、女性らしいニュアンスを出します。お単衣にも最適です。

    品物は違ってもそれぞれの持つ力量は確かで、染、織、どれを取ってもそれぞれ魅力的です。少しずつ涼しくなると、そのものの魅力をはっきりと感じられるようになります。9月は、改めてきものの奥深さを感じる時期でもあります。


  • もみじの木の周りを、蝶やトンボが飛び回っています。窓ガラスに止まる蝶を、円卓スペースより眺めつつ。

    青い羽を広げた時の美しさ、その瞬間に出会えた時の嬉しさと言ったら。


  • ゆかた会へ

    これから日舞のゆかた会へ。西川流の揃いの浴衣に、面白い縞模様の夏帯(小袖屋)を合わせて。ポイントは浅葱系の帯締め。和小物さくらの今夏新作でした。

    踊りもお食事もゲームも、存分にお楽しみ下さいね。


  • 秋を感じて

    今日から9月です。風がひんやりと、秋の訪れを感じます。

    エントランスには、木村雨山のざくろ。

    トンボの暖簾をくぐって、カウンターへどうぞ。

    香は芳輪。BGMは五嶋みどりさんのモーツァルトです。


  • ヴィーガンランチーたねのわにてー

    植物性の食材を存分に味わうヴィーガン料理で、近頃話題の「たねのわ」に行ってきました。お相手は、まなさん(右)。カジュアルランチということで半幅帯で楽しく。お文庫結びがフレッシュな印象です。市松模様の浴衣、ピンクも嫌みになりません。私はみじん格子の大島に麻葉模様の帯を、シフォンのように結んで。

    以前、ぎおんない藤さんにお祝いとして頂いた、足入れ下駄に初めて足を入れました。スッと足にかかる、花緒の程よい締め付け感がたまりません。ゆるくなく、きつくなく、足元から気の入る感じは、ない藤さん独特のもの。背筋が伸びます。

    この日のランチは、美味しいテンペが味わえるペペロンチーノでした。前菜も、無農薬野菜の旨味を十分に味わえます。コーヒーも美味しいです。テイクアウトできるスイーツ、クッキーやマフィンに加えて、リッチガトーショコラが絶品です。卵、バター、白砂糖を使っていないので、アレルギーの方もオッケーです。是非みな様も一度、ご賞味下さいませ。


  • 箔に花織に

    残暑が続きます。二階ではそろそろと単衣の提案を始めています。

    僅かな裾模様が魅力の江戸小紋の付下げに、牡丹唐草の袋帯の取り合わせです。帯は、誉田屋源兵衛らしく、慎ましやかに光る箔を織込みました。着物との絶妙なトーンをお楽しみ下さいませ。

    グラデーションが贅沢な花織の帯は、いかがでしょう。織物にも染めにも合い、様々なシーンに溶け込みます。美しい水色の白鷹織とともに。春、秋どちらの単衣にも最適です。

    秋単衣の準備、そろそろ。


  • キラキラと

    少しずつ過ごしやすくなって参りました。今年の夏は、アトリエまなさんのキラキラバッグを愛用しました。伸びやかな素材感で、たくさん詰めても型崩れせず、デザインもお洒落で、たくさんの方に好評をいただきました。まなさんシリーズも定着してきて、「まなさんのでしょ?」と言われることも多くなりました。嬉しいです。

    夏の名残、皆様もキラキラバッグはいかがでしょう。持ち手にぎっしりと並ぶパールが、ハートにグッときます。止め口のアンティークレースもお見逃しなく。他のどこにもない色々が、ひとつのバッグに集まっています。

    贅沢な残暑のおともに。。。