• 櫛織無地ー誉田屋源兵衛ー

    真夏日となった一昨日、まなさんが薄物の小紋をお召しになってご来店下さいました。着物は絽の小紋で、薄いグレー地に黄色やピンクなどが虹のように散りばめられています。帯は誉田屋源兵衛の櫛織。孔雀石の色で糸を染めた、無地感です。

    自作の髪飾り、帯留め、バッグもぴったり調和しています。

    素敵なひととき、ありがとうございました。


  • 秋もよう

    4日の晩は、まあるいお月様がきれいでしたね。くっきりと見えました。月は不思議で、パワーをもらえます。

    さて朝晩の冷え込みで、もみじもちょっぴり秋もようです。今年は、庭を全部真っ赤な葉っぱで埋め尽くそうかなと思案中です。美しく紅葉してね。

    さて明日からの連休は8日(日)だけお休みです。お出かけをお待ちしております。


  • 辻が花ー小野順子ー

    雨模様が続きましたが、ようやくお日様が顔を出しました。日差しが見えると、それだけで嬉しくなったりウキウキしたり、良い気分になります。

    さて秋の深まりを感じます。辻が花の帯はいかがでしょう(小野順子作)焦茶と紫をミックスさせたような、こっくりとしたベースに愛らしい兔が配されて。女性作家ならではの優しい雰囲気があります。小さい丸を絞りで表現した小紋にのせて(藤井絞)

    今夜は空を見上げてみましょう。きっと月がきれいです。


  • 黄八丈

    爽やかな秋晴れになりました。10月は過ごしやすく良い季節です。

    エントランスでは、黄八丈をお楽しみ下さい。濃紺の無地で、光沢の具合で地模様に表情が生まれます。帯は誉田屋源兵衛の九寸。生成りの無地感で、フォーマルにもカジュアルにも活躍します。観世の新色がいろいろと入りした。こちらは、黒に近い茶。房の緑と共に、秋に映える美しい色合いでございます。

    秋の装い、思い切り楽しみたいですね。


  • 月を待ちながら

    今日は、まさに秋の空気を感じます。少しピンとしたような、静けさがあります。

    さて、今年の中秋の名月は10月4日とのこと。3日が満月で、美しい月を長く楽しめるようですね。エントランスでは、お月見のコーディネートで皆さまをお迎えしております。腹前には猫ちゃんがいて、お太鼓部分にある月を見上げるようなデザインになっています。優しい引き染の小紋と共に、観世の茜を効かせました。帯締めは、紅葉の季節にも重宝しそうですね。

    お天気に恵まれますように。


  • 手作りの秋ー海浜植物園にてー

    心配された台風も無事に去り、日差しが出てきました。この連休は、氷見の海浜植物園にて「手作り」を親子で楽しみました。

    まずは、フラワーゼリー。透明なゼリーの中に、色を付けたゼリーを注入して行きます。先を尖らせたストローを使い、花びらが開いた感じになるように、少しずつストローをズラしながら‥。ストローを刺す私、注入する息子、6歳になり初めて親子共同作業が成立しました(笑)お味も美味しく、勿体な〜いと言いながら完食致しました。

    また別の日は、ポプリエッグ。ポプリを入れた卵の殻に布を貼り付け、シールやリボンで飾ります。仕上げに入ると、完成像で親子で少し揉めましたが(笑)妥協点を見つけ、ハロウィン仕様になりました。次回のごま豆腐作りも気になるところです。

    植物園にはこうしたイベントがなくても、時々フラリと訪れます。パイナップルの木やミッキーマウスの木や、コーヒーの木、常時ある植物に加え、顔ぶれが変わっている時があり、意外な発見があります。入場券の裏側が、総湯の割引券になっているのもポイントです。氷見の皆さまも、時には是非氷見を楽しみましょう。


  • 芭蕉布

    残暑のランチ会、母は芭蕉布(平良敏子作)の着物にミンサ織を合わせました。沖縄の織物は独特で、その土地の植物ならではの色に魅せられます。平良さんの作品は、年月を経て更にその価値が分かります。ずっと大切にしたいですね。

    私は小袖屋さんオリジナルの絽織の小紋に、単衣の帯を合わせて。月の季節なので、丸のイメージで。着物は盛夏は勿論、春単衣にも秋単衣にも向き、無地感の着こなしもできる優れものです。実はうっすらとある、引き染の柄がポイントです。


  • 残暑のランチ ボーノ・ペッシェにて

    秋晴れの空に恵まれた昨日、ボーノ・ペッシェにて残暑のランチ会が催されました。皆さま、薄物とお単衣地をうまくミックスさせ、秋のひと日を満喫されました。小千谷、ミンサ、綿ローン、絽縮緬、様々です。

    ひと品ずつ丁寧に作られた前菜から、食べ応え十分。自家製、豆乳のドレッシングやローストビーフは絶品です。お野菜の旨味とパスタがうまく調和したメインは言うまでもなく、デザートのアイスクリームも程よい甘さで美味しかったです。全員が注文したタロッコオレンジのジュースは、コクのある酸味で大人気。是非、お試し下さいませ。

    さて準備の様子。着せ合いをしながら、ドレスアップして行くこの時間がワクワク楽しいものです。

    半幅帯も女らしく少しゴージャスに。プロの美容師さんにかかれば、素敵な後姿に変身です。

    さて次回は、どこに行きましょうか。


  • 良き友

    秋晴れの土曜、神戸から学生時代の友人が訪れてくれました。初めて氷見に来てくれた時は19歳。20年ぶりの氷見となりました。当時も行った松葉さんでお寿司を堪能し、当時はなかった番屋街でじっくりお土産を選び(時々行くと、お店も品揃えもちょっぴり変わっていて、たまには行ってみるものですね)ちょうどやって来た遊覧船に乗り、氷見を満喫しました。

    お酒が大好きな彼女が選んだお土産は、ほとんどが酒の肴でしたが、果たしてどこの何が一番お気に入りだったのでしょうか。好評だったものは、今度買ってみなければ!知らない氷見がたくさんあります。

    何年ぶりに会っても変わらない友人がいるって、とても素敵なことだと改めて感じました。今振り返ると、学生時代は一番の宝物だったように思います。勉強も大変だったけど、ショップ巡りをして、美味しいスイーツやパスタもいっぱい食べて、ゲラゲラ笑って、うまく行かないことがあれば一緒に泣いて、そんな経験ができるのはきっとあの4年間だけなんでしょうね。

    今回は息子も連れての行動でしたが、意外にも彼女を案内してくれたり(番屋、大好きです)あまりわがままも言わなかったので、少しは成長したんだなと。つまりは私たちが歳を取ったということなんですけど。


  • 丹波布

    草木の色合いが美しく、優しい風合いの丹波布の帯です。刈安の黄を基調に緑系、白系、それぞれの色が程よく主張し、調和しています。無地のお着物に、さりげなく大きな印象を与えます。

    誉田屋源兵衛の新作、七宝小花紋(アイスブルー)です。着尺は引き染めの小紋。程よい横段の暈しが、女性らしいニュアンスを出します。お単衣にも最適です。

    品物は違ってもそれぞれの持つ力量は確かで、染、織、どれを取ってもそれぞれ魅力的です。少しずつ涼しくなると、そのものの魅力をはっきりと感じられるようになります。9月は、改めてきものの奥深さを感じる時期でもあります。