さて、西宮市の関西学院大学の時計台。毎年恒例、ツリーのライトアップが始まりました。夕方5時以降の大学訪問、おススメです。本当に美しい光景に、しばし息をのむほどです。

5時までは、時計台の中で展示されている数々の蔵書票を、是非楽しんで下さいね。
併せて、正門前のトップコーヒーで美味しいコーヒータイムも是非どうぞ。かつて、俳優の豊川悦司さんがアルバイトされていたとな。。。ひとりで過ごすもよし、気の合う友人とゆったり過ごすもよし、です。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
お客様からの投稿です。能登へ観劇にお出掛けになった時の装い。
ポイントは、お仲間から大好評だったというかんざしの帯。アップリケの風合いも愛らしく、大人の可愛さを演出します。着物も、同じかんざし調子の小紋をお召しになって。このまま、『きものサロン』に投稿したいぐいらい素敵です。
今日は、谷川俊太郎さんの「手紙」という詩をご紹介します。繰り返し読めば読むほど、深く心に入ってくる感じです。以前、谷川さんの朗読ライブを聴いた時、一番印象に残りました。声に出すと、とてもきれいです。
近ごろ、手紙を書いてますか?文字でしか伝えられないことって、意外とたくさんあるんですよね。
<手紙>
電話のすぐあとで手紙が着いた
あなたは電話ではふざけていて
手紙では生真面目だった
<サバンナに棲む鹿だったらよかったのに>
唐突に手紙はそう結ばれていた
あくる日の金曜日(気温三十一度C)
地下鉄の噴水のそばでぼくらは会った
あなたは白いハンドバックをくるくる廻し
ぼくはチャップリンの真似をし
それからふたりでピザを食べた
鹿のことは何ひとつ話さなかった
手紙でしか言えないことがある
そして口をつむぐしかない問いかけも
もし生きつづけようと思ったら
星々と靴ずれのまじりあうこの世で