• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 更紗

    津幡よりお越しくださいました。

    可愛らしい牛首紬に、少しエキゾチックな更紗の帯を合わせて絶妙なコーディネートです。観世の黄系が映えます。

    次回は水色にチャレンジなさいます。『ミセス』の最新号、木村多江さんのコーディネート素敵でしたね。


  • 伸びる

    初夏のようなお天気で5月がスタートしました。

    エントランスでは、更紗の染帯(小袖屋)が皆様をお出迎えします。これから単衣の時期にも活躍する、美しい色合いです。

    今年も、塀囲いから青葉が顔を出しました。伸びやかな季節です。

    連休は6日(日)以外、営業致します。是非、お立寄り下さいませ。


  • 十三回忌に

    昨日は、祖母の十三回忌の法要を行いました。亡くなった日も、こんな良いお天気だったなと思い出しながら。

    近頃は、祖母の時代にたくさんお着物を誂えて下さったお客様が、娘さん用にとクリーニングや仕立て直しをなさいます。私は知らなかった当時の作風、加工の素晴らしさにため息することばかり。本当に価値のあるものしか後世に残らないといつも言っていました。その意味を今になって改めて、そしてようやく噛み締めています。

    感謝をして、江戸小紋に袖を通しました。


  • まるまげさんと

    17日は氷見のごんごん祭りでした。まるまげさんのお稚児行列に参加しました。

    入学式で着た東京友禅の訪問着に、むかい鶴の有職織を締めて(喜多川平朗作)同じ有職織でも今回はグッと落ち着いた雰囲気になりました。

    初めて参加したまるまげ祭、とにかく風の冷たい寒い日でしたが、子供と正装をしてたくさんの距離を歩き、お参りをするメモリアルな時間、貴重でした。町内の皆さんの正装姿も、こんな時でないと見られないので、新鮮な気持ちでした。


  • 入学式に

    先日、小学生になる息子の入学式がありました。

    今はもうありませんが、東京友禅の名門だった岡巳の訪問着に初めて袖を通しました。作風、色合いが大変モダンで20年以上も前のものとは思えません。

    喜多川平朗の有職織と合わせて、いつもより華やかに装いました。ピンク系は得意ではありませんが、この訪問着は、嫌味も抵抗もありませんでした。選び方次第で、若作りしているように見えてしまうピンクは難しい色ですが、一枚あるとモチベーションの上がる一色です。自分に似合う大人ピンク探し、これから必要な要素だと感じました。

    さて新学期のスタートは寒い雨風の朝でした。重いランドセルを背負って、カッパを着て歩いていく子供の姿に、不安と心配が募りました。今まで経験したことのない感情です。子供も初めての経験ですが、親もこうして初めてのことを積み重ねて行くのですね。

     


  • 若草の優しさ

    お稚児さんから一週間、今日は冬の寒さです。あの日、お寺の娘さんがお召しになっていたのは、京友禅の訪問着です。撫子、タンポポ、桔梗など四季の花々が上品にあしらわれた優しい雰囲気です。節目の時にはいつもお召しくださっているそうです。

    織楽浅野の帯をさらりと合わせられ、素敵なフォーマルの装いです。

    先週を振り返って‥。


  • ひとつ身をまた

    今日から4月、桜も見頃になりました。今朝は檀家のお寺で、お稚児さんに上がりました。藤井絞で別注したひとつ身を、再び纏って。袖には葵の葉、裾には弓矢があしらわれ。桶絞りの独特の深い染が、いつ見ても何とも言えません。

    私は、3年ぶりに米沢進之介さんの訪問着「色紙」に袖を通しました。主張し過ぎず、しかし印象的な一枚で、お気に入りです。進之介さんの着物はどれも、ぴったりと合う帯を探すのが難しいのですが、今日の帯(誉田屋源兵衛)は、柄と色と雰囲気が、うまく合いました。やはり、和小物さくらの草木染の帯揚げも活躍しました。

    お天気に恵まれた、佳き日となりました。


  • 紅花染

    良いお天気が続きます。昨日は、ドライブがてらお着物で氷見までお越しくださいました。久米島紬に、いかにも春らしい紅花染の帯を合わせられて。黄系の観世も芽吹きを思わせます。

    庭のもみじも新芽が顔を出しました。赤い尖りを見て「鉛筆の芯」のようだと、子供が。新しい鉛筆は、今年どのような「えん」を描くのでしょうか。

    素敵な出会いがありますように。