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  • さくらさくら

    日舞の初舞のリハーサル後、お立ち寄り下さいました。

    さくらの花びらを全体に散りばめた付下げに(絞り)、さくらを押絵で表した帯を合わせて。いかにも春の雰囲気です。観世の赤が効いています。

    さくらとさくらの取り合わせですが、嫌味なくすっきりとした装いです。美しい!


  • 春を思うー水仙ー

    染の百趣矢野の塩瀬の帯です。地色のほのかなピンクが美しく、描かれた水仙も映えます。紫の水仙とは、なんとモダンなデザインでしょう。江戸小紋との相性も抜群です。

    久々に日差しの見えた昨日、私も春を思って紅花染めの帯を。同じく江戸小紋に合わせました。帯締めはお気に入りの水色です。

    近頃は随分と日が長くなりました。春が待ち遠しいです。


  • 雪景色

    朝からの雪がやむことなく降り続いています。木の枝には、つららがオブジェのように。

    この雪景色を見るといつも広げたくなるのが、こちらの訪問着。手描き東京友禅の銀世界です。墨書きでただシンプルに風景が現されていますが、シンプルであるがゆえに、多様なストーリー性を感じます。

    裾模様にただ一本引かれた、浅黄色の線が印象に残ります。

    袋帯は譽田屋源兵衛のきらおり「光悦段紋」。古箔と螺鈿の組み合わせです。その名の通り、お太鼓の部分の螺鈿がきらきらと光ります。

    今日はずっと雪かきとなりそうです。たまにひと休み、きれいなものを見て想像力を豊かにしたいものです。

     


  • ゴールデンムガで

    昨日、新年会の帰りにお立ち寄り下さいました。ゴールデンムガの付下げに、更紗模様の帯の装いです。

    帯の赤が新年らしく映えます。付下げは、裾部分にさりげなく刺繍があるだけ、糸の良さ美しさが最大限に感じられます。観世も微妙なお色でお洒落です。

    今日は久々に青空が見えています。除雪も終わりました。安心してお越しくださいませ。


  • 栗山紅型

    先の日曜日には氷見の邦楽大会が行われ、お客様が日舞の部に出演されました。栗山紅型の小振袖に、唐織の袋帯で華やかに。重ね襟、帯締め帯揚げ、しごき、揃いの赤が効き、晴れやかな雰囲気でした。

    六花三番叟、とても美しい舞でした。次回の舞台も楽しみにしています。


  • 麹塵染ー水浅葱ー

    お天気に恵まれ、割に暖かく、良いお正月でした。皆さまいかがお過ごしでしたか。

    さてサロンでは、麹塵染の色無地をご覧いただいております。平安時代には皇族にのみ許された染で、植物色素の美しい部分だけを取り出し、幾重にも重ねて染めた贅沢な染です。光の具合で色々な表情を見せるのが魅力、こちらは春らしく清らかな印象の無地です。帯は勝山織物。正倉院の文様をモダンに具しました。

    水浅葱の美しい色をお愉しみ下さいませ。


  • 新年に向けて

    エントランスでは、誉田屋源兵衛の袋帯と色無地を組み合わせ、初春の装いをご覧いただいております。

    左 美山織、柿渋染着尺と漆を織り込んだ「華更紗」

    右 毛万筋江戸小紋と古箔を織り込んだ「唐草」

    二階にはユリ、松、菊、千両など華やかに揃いました。

    今年も一年、皆さまとご縁がありましたことに感謝をし、明年も良縁を結んで参れますよう願います。無事に良き年をお迎になりますように。