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  • 記憶の中に

    今日から水無月が始まりました。

    ずっと以前からある、絽の訪問着です。

    初夏の頃には、いつもこの場所に。階段を上り戸を開けると、目に飛び込んでくるこの清々しい色合いに、いつも夏の到来を予感していました。

    帯は琴糸、唐草文様を織り出しました。

    この帯の時もあれば、白地の夏帯や同系のブルー系を合わせる事もあり、その時々で着物の表情は変わりますが、この着物の地色と花の趣は、心にグッとくるものがあります。

    皆さまにとって、初夏の色は何色でしょうか。

    今月はどのような色合いのひと月となりますでしょう。

     


  • 流水

    お単衣の季節になって参りました。

    サロンでは、水の流れを表した小紋(縦流水墨)と、

    雲取りの帯(紗のような透け感があります)を合わせて

    ストーリー性のある装いをご覧頂いています。

    少しずつ、お茶会や音楽会や、集まりのシーンが増えています。

    是非、テーマのある装いを。

     


  • ボーノ•ペッシェにて

    今年の8月で引退されるシェフの味を惜しみ、お着物ディナーに集まりました。

    思いおもいの小紋を纏います。

    帯は塩瀬の素材、献上帯、少し透け感のあるものまで幅広く。

     

    この時期は、セレクトが豊かです。

    トマトソースのパスタ、この日は白身魚と新玉ネギでした。

    堪能しました。


  • 個性が映えて

    金沢より、お着物でいらっしゃいました。

    久米島紬に合わせて、ペルーの布を帯に。お篭もトータルでとてもお似合いです。

    お単衣の白鷹織に、辻が花の帯を。黄色の帯締めがとても効いています。

    よくご一緒にお着物でお出かけされるお二人、それぞれの個性が映える装いがとても素敵です。


  • 菊と梅と

    春の日差しの元に、秀作を眺めます。

    菊を大胆に表現した、桶絞りの逸品です。

    赤と緑、きっぱりとした染め分けが印象的です。

    地模様が総絞りの、纏うと立体感の漂う逸品です。

    落ち着いた地色に、赤い梅が可憐です。

    藤井絞製。ひと口に絞りと行っても、表情は様々です。


  • 宝塚グリーン

    今春、大学の卒業式にと袴を誂えていただきました。

    オリンピック閉会式のタカラジェンヌたちの国家斉唱をご覧になり、様々な着物にマッチした、宝塚グリーンが素敵だと言うことで、こちらのお色に。

    お祖母様がお嫁入りの時に持っていらした訪問着と共に。

    チラリと見える帯には、藤井絞の半幅帯を。

    溌剌とした感じが伝わります。