• マイワードローブ:その1

    ワタクシゴトですが、愛用している着物、小物の組み合わせについて書きます。帯締め帯揚げの組み合わせは、大まかに分けてフォーマル用、きちんと用、カジュアル用の三種類。

    こちらフォーマル用、帯締め帯揚げともに白の組み合わせ。帯締めの房の赤がポイントです。

    Aタイプとしましょう。

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    こちらカジュアル用。帯締め帯揚げともに紺色で、ピシッとコーディネートを締めます。

    Bタイプとします。

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    おでかけ用は、AとBの帯締めをそのまま活用。帯揚げだけ変えます。 ちょっとポイントをつけたい時は、赤い水玉絞りの帯揚げを。

    Cタイプ 。

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    お出かけする場所によってちょっと華やかさを出したい時は、薄いピンクの帯揚げを。

    Dタイプ。

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    さて、これらの小物をフル活用させ、帯をいろいろ変えながら無地の着物二枚を着回しています。

    こちら、お気に入りの江戸小紋。毛万筋(けまんすじ)という模様で、毛のように細い筋が何万とあることを意味します。

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    八掛の色も気に入っています。

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    こちら二枚目の着物、黒無地の大島紬。着る度に柔かさが増し、スベスベと羽二重のような感覚です。 黒と言っても泥染の黒なので、光の具合によって赤茶に見えたり、深い深い良い色です。

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    八掛の色は薄墨桜。裏地で春を演出するのもいいものです。

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    さてさて、二枚の着物と数パターンの小物を実際に組み合わせてみますが、それはまた明日からのおはなし。


  • 成長

    カエデの新芽がぐんぐん成長しています。 3月5日啓蟄の頃にはボウズだった木に、わずかな新芽が生まれ(3月23日)今ではカエデの形を帯びてきました。

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    空に向かってグングンと緑の新芽が伸びています。生命力にいつも元気付けられます。

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    風に揺れると、小さな手がおいでおいでをしているようです。

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    店内から格子越しに木々を眺めゆったりと過ごす時間は、何よりの贅沢かもしれません。

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  • このごろのメインテーブル

    うさぎ柄の付け下げ。やさしい薄紫色が特徴です。 名古屋帯は東京友禅「恵光童子」。塩瀬です。

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    こちら、裾模様のうさぎさん。

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    左胸と左袖のうさぎさん。躍動感と豊かな表情が魅力的ですね。

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    こちら帯のアップ、背中に出る部分です。こちらも表現豊かな作品ですね。力強さと上品さを感じます。

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  • 福岡さくらまつり

    好天に恵まれた昨日、母と一緒に高岡は福岡町のさくらまつりに出掛けました。

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    ちょうど桜は満開で、洗心橋からの風景は息をのむほどの美しさでした。ふくおかカメラ館のすぐ近くです。

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    この日のメインイベントは、長安寺さんでのお茶会と雅楽の演奏会。 前列一番右の演奏者は、いちばん偉く演奏の指揮をとる役目の方なのだそうです。美味しいお抹茶と優美な雅楽の調べ。本当に充実した時間でした。

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    さて、母と私のいでたちは。 母は板締め絞りの小紋に、加賀友禅作家 二塚長生(ふたつかおさお)の蘭の帯を合わせて。

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    後ろから見るとこんな感じです。春らしく上品な雰囲気です。

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    私はいつも通り、江戸小紋に本疋田絞りの帯という大好きな組み合わせを。お茶会には、決まってこのパターンです。上にちらりと見えておりますのは、花紋です。八掛と同じ色で刺繍されています。このように、白抜き紋でなく刺繍紋を入れておくとお茶会からちょっとしたお出かけまで、幅広く着回すことができます。

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    そういえば、福岡町といえば映画「おくりびと」の滝田監督の出身地。町の至るところお祝いムード一色でした。

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  • 土曜にお越しのお客様

    土曜日にお越しになったお客様、結婚式からのお帰りとのこと。 から絞りの訪問着に、唐織りの袋帯の組み合わせ。豪華さと上品さを兼ね備えた、まさに大人の女性の着こなしです。 帯は大変シンプルですが、着物に負けない迫力があります。

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    こちら、最大の注目ポイント。袖のふりからチラリと見える襦袢のうろこ模様。 襦袢の挿し色と帯、帯締めとの色合い。 このアングルが美しいと、きもの姿として完璧でしょう。 こんな細部にまで気を配ることができれば、最高ですね。

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  • 万葉植物展のご案内

    来る4月11日、12日の両日、氷見市岩瀬の行願寺さんで万葉植物展が行われます。 万葉集に出てくる植物に触れることができる、ちょっとロマンチックなイベント。

    ポスターにありますかたかごの花、控えめではかなげな容姿からは想像もつかないほど、土中では長い長い根を張っているのだそうですよ。

    天馬船川下りと万葉植物、来週末は氷見を満喫できる二日間になりますね。

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    行願寺の地図は下をご参照ください。


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