• アーメルド・サンシーオンの仕事4

    サンシーオン作の小紋、仕立てると昨日のブログでご紹介した着物のような感じになります。きれいなエメラルドグリーンの着尺、これこそ単衣の季節にぴったりでしょう。40歳になっても50歳になっても愛して下さる方にお召しいただきたい一枚です。

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    近づいてみましょう。サンシーオンらしい色使いと丁寧な仕事をお楽しみ下さい。

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    可愛いおまけ。 お子様用もサンシーオンでいかがですか?一つ身です。可憐で上品ですね。お宮参りに親子でサンシーオンなんて素敵じゃありませんか。

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  • アーメルド・サンシーオンの仕事3

    サンシーオンの小紋。すみません自前です。まるでドレスのような着物、小学生の頃から着ています。当店では、良い着物は長く楽しんでいただけるように内側で上げをして仕立てます。

    大人になれば、上げを伸ばして。10代の頃は袷にして、日舞のお稽古によく着ていました。洋風のデザインに見えますが、古典的な雰囲気がしっかりとありますので、和の稽古、和の空間にも調和します。

    30歳になろうとしている現在、単衣に仕立て直して楽しんでいます。ちょっぴり派手に見えますが、纏ってしまえば意外と落ち着いた色合いですので、40になっても着るつもりです!!

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    柄のアップです。本当に良い染めです。

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    アーメルド・サンシーオンの仕事1

    アーメルド・サンシーオンの仕事2


  • 絲穂の楽しみ方

    絲穂の楽しみ方。

    カウンターに座ってみましょう。写真の右上をご覧下さい。お天気の日が続くと、一日に何度か影がカエデのシルエットを作ります。日差しの具合によってまったく同じシルエットはなく、現れるのに決まった時間もありません。まさにその日その時の運次第。

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    ときには、こんなところにまで!

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    自然が作り出す神秘を感じながら、美味しいサンドイッチはいかがでしょう。当店で人気のホットサンドイッチ、こちら一人前500円でございます。

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  • マイワードローブ:その3

    さて、昨日は江戸小紋にのせた帯を今日は黒の大島にのせてみましょう。 音符の帯と組み合わせると、こうなります。 ミュージカル鑑賞やコンサートにぴったりです。 大島はシワになりにくいので、長時間イスに座る場合にもってこいのアイテム。

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    帯を拡大してみましょう。背中に出る部分もお腹に出る部分にも書かれているのはすべて、グレゴリオ聖歌。まだ四線譜の時代の楽譜です。クリスマスの頃はもちろん、大切な人のバースデーパーティにも良いでしょう。下の写真のお腹に出る部分、よく御覧下さい。アヴェマリアの譜面です。聖母マリアを讃えるということで、お客様がご出産された時にこの帯を締めてお見舞いに伺ったこともありました。一見、実用的ではない帯に思われがちですが、実にいろいろはシチュエーションで活躍してくれます。

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    さて今度は、チェックの紬帯と組み合わせてみましょう。 いちばん気軽で好きな合わせ方です。友人と軽いランチに出かける時などに最適です。黒のワンピースに、チェックのワンポイントをもってきたという感じなので、きもの初心者の方はこのようなコーディネートから始めらると抵抗ないかもしれませんね。

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    さてさてこの大島、一番上と一番下の写真では少し色が違って見えませんか?同じ時間に撮影したのですが、その時々の日差しの具合で微妙に見え方が変化します。たいへん奥深い着物です。結局いつもこの大島に袖を通してしまうのは、そういった形容しがたい奥深さに惹かれているからなのだと思います。纏う度に落ち着くと同時に、新鮮さもある。ぜひ一度、大島の魅力を肌で感じてみて下さい。


  • マイワードローブ:その2

    今日も引き続き、ワタクシゴトの着物を紹介させていただきます。江戸小紋の着回し編。

    袋帯を合わせた場合、パターンAの帯締め帯揚げできっちりフォーマルをつくります。 初釜の日はこの組み合わせです。

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    フォーマル感はそのままで、袋帯よりトーンダウンしたい時は本疋田絞りの名古屋帯を合わせます。 この帯は私にとっての万能帯で、困ったときはこの帯に頼ります。 頼りがいのある、きちんと名古屋が一本あるととても助かりますよ。

    お茶会や歌舞伎鑑賞の際は、小物はパターンAでフォーマル感をキープします。

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    友人とレストランにディナーなどの機会には、少し色を入れて。小物はパターンDに変えます。

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    結婚式の二次会や立食パーティには楽譜の帯で楽しみます。 パターンBの小物で、グッと締めます。

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    普段使用には、チェック柄の紬の帯で軽快に。黄色い帯を合わせた時も、紺の帯締め帯揚げがバッチリ挿し色になります。

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    江戸小紋の着回しはいかがでしたでしょうか。私はいつも抑えた色の着物を着ています。洋服もそうです。夏になれば白っぽいものが増えますが、基本的には黒やグレーや多いですね。着物の場合は特別に思われるかもしれませんが、箪笥の中の色合いは、着物も洋服も同じではないでしょうか。

    若いのにそんな地味な色をと言われることもしばしばあるのですが、私はおそらく今後もずっとこんな色が好きだと思います。それは、年齢の問題ではなく私自身が違和感なく自分らしくあることのできる色だからです。

    80歳でもピンク色がよく似合われる方もいらっしゃいますし、似合う色というものに年齢は関係ない筈です。大事なのは、自分らしい色を見つかられるかどうか。帯締め帯揚げの組み合わせも、人それぞれ雰囲気で違いますから、好きで長く付き合って行けるアイテムを選んで下さい。