今朝のこと。結婚式に向う前に、お立ち寄り下さいました。自然なラインで、すっきりとした着姿です。きものは、自分らしく纏うことが一番。絹のシワもあるがままに。帯締めは、レース編の盛夏用。一本あると重宝する、人気シリーズです。
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チャンス
ワタクシゴトで恐縮ですが、息子がもうすぐ二歳になります。私も母になり二歳です。子育てを楽しむ余裕などなく、パワー全開の息子に付き合うだけで精一杯の日々。イライラしたり、泣きたくなったり、もう子育てはご免だと感じることもよくあります。けれど同時に、子供がいなかったら毎日こんなにも感情が動くことがあろうかと思います。声を張り上げて叱ることも、愛しくて抱きしめることも、すべて日常を豊かにする刺激と捉えれば、きっとこんなに幸せなことはないのでしょう。気持ちの切り替え、考え方の切り替え、前向きになるチャンスですね。
もともと群れることが苦手な私ですが、子育てを通してママ友達ができ、一緒にお出かけをしたりお食事をしたりすることの楽しさも分かってきました。子供がいなければ、きっと言葉を交わすこともなかっただろう皆さんと交流があることに感謝の日々です。子育てのステージは、とても不思議です。それまで、どんなに立派なキャリアウーマンだったとしても、どんなに素晴らしい学歴があったとしても、子育てというラインに立てば、いかなる女性もイーブンであると思います。年齢も、生まれも育ちも、それまでの経験も、実に様々な女性たちが子供を通じて、ひとつのコミュニティーを作り上げる訳ですから、こんなにいろんなチャンスが潜んだステージはありません。変なプライドも固定概念もリセット。柔軟な姿勢、柔軟な思考がキイですね。
周りのママたちには、氷見以外の土地から嫁いでいらした方も多く、「私」という人間をニュートラルに捉えて下さいます。今までは、京加納、或は絲穂という背景を通して見らることが多かった私も、今、ゼロの地点に立っています。素の自分とは、どのようなものなのか。どのような輪が広がるのか。子育ては、自分へのチャンスだとつくづく感じています。
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夏の結婚式へー絽縮緬の色無地ー
6月5日の記事でもご紹介しましたお客様。結婚式も間近となり、本番用の着物でレッスンです。蝋たたきの色無地は、しっかりとした絽の縮緬。涼しげな印象です。市松の帯もまた違う表情を見せます。
レッスンの合間、ホットサンドとコーヒーで、しばし休憩。皆さまも、和の時間いかがですか?
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赤を効かせてー半幅帯の提案ー
きっぱりとした赤をスパイスに。シックなゆかたを印象的に着こなしてみましょう。まるが並んだ面白いゆかたは、夏のきものとしても活躍します。
総絞りのオーソドックスなゆかたも、いかがでしょう。紫と緑、二色使いの帯で、ちょっぴり大人の雰囲気に仕上がりました。裏は、朱赤の無地です。今では、総柄を手で絞る職人が本当に僅かになりました。総絞りのゆかた、仕立てて纏うとなかなか良いものです。