• 『サザエさん』のフネさん

    毎週日曜日の午後6時半はやっぱり『サザエさん』。国民的といってもいいアニメーションですね。

    和服の達人と言えば、フネさん。芝居見物に出掛けたり、デパートにお買い物なんて時は、相応しい着物に着替えます。アニメと侮ることなかれ。このコーディネートがなかなか素敵!!色合わせ、さりげない帯の模様、フネさんらしさが漂います。また、この時期は浴衣姿のサザエさんも登場しますが、そのデザインにハッとすることがあります。

    ほかにも、実は花壇に植えてある花が季節によって変わっていたり、必ずその時期を意識させるエピソードがあったり、四季を大切にした番組です。さて、明日はどんなおはなしでしょうか。


  • 『樋口可南子のきものまわり』と『きもの熱』

    きもの好きのあなたへ。

    清野恵里子著、『樋口可南子のきものまわり』と『きもの熱』をオススメします。特に、夏きもののページは必読です。が、注意点がひとつ。あまりに美しい世界に没頭し、本当に熱に浮かされたようになってしまうので、仕事や雑用をたくさん抱えている時、忙しい時は閉じて下さい。くれぐれも、日常生活に差し障りのないように。


  • 時を忘れるための時計

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    この時計との出会ったのは、アンティークアナスタシアさん。何となく立ち寄ったお店で、ご主人に勧められるまま腕に着けてみると、何ともしっくりぴったり、気に入ってしまったのです。洋服の時はもちろんですが、なんと言っても和装の時に大活躍している時計です。大島などの織物にも、江戸小紋のようなやこものにもマッチします。着物と時計のバランスは意外と難しいのですが、アンティークウォッチはすんなり和装に溶けこみ、時計の良さも損なわれることがありません。やはりどちらも一点ものの世界だからでしょうか。中を開くとわかるのですが、時計の歯車や組織は時計ごとに特徴があり、中にはルビーが埋め込まれている美しいものもあります。隠れた部分にこだわるのも、和の世界と共通していますね。

    アンティークウォッチを着ける時は、自分でネジを巻いて時間を合わせます。次第に5分10分の誤差が生じてきたりします。そんなの面倒だし、時計じゃないと思われるかもしれませんが、それこそがアンティークウォッチの魅力だと私は考えています。せっかくドレスアップした日には、これから起こるあれこれを想像しながら、自分の手で時間を始めるなんてとても素敵ではありませんか。それに、せっかくドレスアップした日は、時間を忘れたくはないですか?ちょっとした誤差から、ちょっと良いストーリーが始まるかもしれません。

    特別な日には、時を忘れるための時計を。