• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 黄色の小物

    絽縮緬の色無地です。落ち着いた緑系ですが、よく見るとピンクや黄色など虹のような染めになっています。前回は、法要にお召しになりました。

    yellow

    今日は夏献上に変え、これから金沢へお出かけです。帯締め、帯揚げも黄色に変えて。小物はレフ板の役目をすると、森田空美さんが仰っていますが、まさにその通り。小物を明るい色目にするだけで、グッとお顔映りも爽やかに、夏らしい雰囲気に仕上がりました。

    夏は着物の出番が少ないかもしれませんが、自分によく似合う、上質な色無地を一枚持たれることをお勧めします。帯によって、ドレスアップもダウンも楽しめます。


  • 誉田屋源兵衛の紗織

    今日は一気に気温が上がり、青空が広がりました。

    さて、薄物の季節です。夏に大活躍の紗の九寸(誉田屋源兵衛)を早速。鱗のモチーフが彩りを見せ、力強くキリリとした装いになります。

    marukon

    着物は絽の訪問着。祖母のものを仕立て直しました。帯揚げは和小物さくら。麻です。コーディネートに少し厚みを出したい時など、とても重宝します。

    ro

    小物でのさじ加減も夏の醍醐味です。

     


  • 能登上布

    夏物に袖を通しました。シーズン初は、思い入れのある祖母の形見に。能登上布、いかにも能登らしい蚊絣です。白だったものを、トーンの明るい抹茶色に染めました。

    jyouhu

    繊細な麻の風合いが、軽く涼しく、夏の到来を感じます。祖母に見守られているような安心感とともに。着物は、仕立て直したり染め直したりする中に、色々な思い出や気持ちも繋げて行けるところが魅力的です。夏物は、素材そのものが希少価値なので尚のこと。

    帯は夏献上。どんな着物にも合い、キリリとした装いに仕上げる万能役者です。是非、一本はお手元に。

    着物の醍醐味は、夏にあり。いつも思います。

     


  • 四十九日に向けて

    四十九日法要に向けて、レッスンです。絽縮緬の色無地に、「夢」が織り出された絽帯。

    色無地は、地は落ち着いたグリーン系ですが、よく見ると虹のようなボカシのある贅沢なもの。素材の良さも肌で感じでいただける一枚です。

    rotirimen

     

    足袋は、麻足袋。涼しく快適、夏は麻足袋に限ります。


  • 紬の房帯

    今夏初めて、ゆかたに袖を通しました。絞りで大きな格子を染めたもので、白と紺のシンプルさを楽しんでいます。襟の仕立ては広襟に、下に襦袢も着て夏の着物として。

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    帯は濃紺の無地、両端に絞りの柄が僅かに見える房帯です。紬地ですので、通年で様々な着物に合わせることができます。緩まず、きつくなく、締めた安堵感があります。一般的な半幅のものとは異なり、帯の幅も自由に決めることができます。柔らかなシルエットも魅力です。

    是非、皆さまも締めてみて下さい。


  • 芭蕉の帯

    芭蕉の糸で織りました。盛夏にどうぞ。ざっくりとした風合いが魅力です。無地感ですが、とてもインパクトがあります。ゆかたから夏の小紋や色無地に幅広くお使いいただけます。テーマのある装いに仕上がりそうですね。

    basyo

    こちらは、本藍染めのゆかたです。幾何学を型染めした、手仕事の逸品。男性用にも、女性用にもお仕立てできます。

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    どちらも誉田屋源兵衛の新作です。是非、手に取ってご覧下さいませ。


  • 花織

    お単衣の時期になりました。今年は、白の花織(はなうい)をよく締めています。模様も白ということで、色々なきものに溶け込みつつ、表情を出します。

    グレー地の雪花絞りと合わせて。帯の白で、グッと爽やかに仕上がります。

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    抹茶地に橙のドットです。非常に愛着のある江戸小紋、15年以上着ています。着物も帯も無地にすると、それぞれの魅力が存分に発揮されます。素材感やニュアンスの相性を楽しむ無地の装いは、いつもとても気に入っています。

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    久しぶりに、黒のバッグを出してみました。垢抜けたデザインと、細みが好きで、着物の時にもよく持ちました。やっぱり良いですね。

    black


  • 岡巳の 訪問着

    かつての名門、岡巳の訪問着です。菊や藤など古典模様の草花を配した、すべて手描きの訪問着です。印象的なのは、青色で描かれた葉でしょうか。東京の染めらしい、垢抜けた青です。金で縁取られた、雲のような模様が全体に動きを与えています。落ち着いた地色で、年齢を重ねても永く愛せる一枚です。

    okami

    いつ見ても新鮮で、ずっと以前から愛着のある訪問着です。袋帯は誉田屋源兵衛、純金五毛。善きご縁がありますように。


  • 辻が花の訪問着ーTsujigahanaー

    辻が花の訪問着(藤井絞)に織楽浅野の帯を合わせて、スマートカジュアルな装いでご来店下さいました。柳色の小物が着物と帯に美しく溶け込み、新緑の季節と調和しています。

    front

    春のセミフォーマルシーンでは、刺繍で桜を表現した袋帯を締められたそうです。すでに4回、袖を通して下さいました。紬地の訪問着も、こんな風に幅広いシーンに楽しんでいただけると嬉しいです。

    今日から5月、素敵な連休をお過ごし下さいませ。

    Tsujigahana is a dying work of shibori and sumigaki (black-and-white ink). It was invented during Muromachi Period and Momoyama Period.    The patterns are mainly butterfllys, some flowers as huji and aoi colored by brown and green and purple.